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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
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第99話 平和

ギルドではしばらく平和も続いているので仕事が無く、冒険者は暇をしていた。


エミリア達4人は仕事を探しに来たが、仕事が無いので学園祭の事を冒険者のみんなにも伝えた。


「マジで!行く行く!!エミリアちゃんは何をやるんだ」


「私は焼きそばを作るから買いに来てね」


「「「食べにいくよ〜」」」


男性冒険者たちも仕事が無くダラダラしていたが一気にテンションを上げた。


「サクヤちゃんは?」


「私はフィオナの歌に合わせて、メリナと一緒に踊りを披露します。見に来て下さいね」


「「「見に行くよ〜」」」


更にテンションを上げる男性冒険者たちに女性冒険者たちは少し退いている。


「フィオナちゃん達、あのロリコン共には気をつけてね。所でツクヨミくんは何をするの?」


「ドリンクの販売です。ボーイの格好して配る見たいですよ」


すると女性冒険者たちも少しニヤけながら


「私たちも行くからよろしくね」


と、久々にギルド内が盛り上がった。


そして4人はギルドで楽しんだ後、仕事が無いので帰る事にした。


   ◆   ◆   ◆


ツクヨミはここに来たばかりのシャルロットに町を案内していた。


「シャル、寂しくないのか?」


「ツっくんがいれば寂しくないです!」


「さすがに昔の呼び名は恥ずかしいから呼び捨てにしてもらえると助かるんだけど…」


「でもサクちゃんはこっちの方がいいって言いました」


「………様付けよりはな」


「嫌ですか?」


「嫌ではないが…」


「じゃあツっくんです」


「…………………………」


そして買い物などを済ませて喫茶店に入った。


「シャル、ヴィクトーとビアンカも連れて来れば良かったのに、やっぱり寂しいだろ」


「寂しくないです!」


「そうか〜。ヴィクトーとビアンカはブルーメに今も住んでいるのか?」


「たぶん家に帰りましたわ。今回は試合に出てツっくんとサクちゃんに会うのが目的でしたから」


「ミネルヴァさんに言わなくて平気か?」


「年明けに一度帰りますから平気です。アレスおじ様も伝えてくれると仰ってましたので」


「そうか、俺も今度ミネルヴァさんに挨拶な行かないとな」


シャルロットは満面の笑顔で


「け、結婚の挨拶ですか!」


「ち、違うよ!」


シャルロットは少しテンションが下がった。


「まぁシャルの事もそうだけど、母さんが亡くなった事もちゃんと伝えないとな」


「………今度の休みにアルテおば様のお墓参りに行きましょう!」


「そうだな、俺とサクヤとシャルなら往復で何とか帰って来れるか!」


そして来週の休みにお墓参りに行く事になった。


「年明けは俺もシャルと一緒にミネルヴァさんに会いに行くよ」


「本当ですか」


「あぁ、本当だ。そのままアフロディーテさんの所にも行くかな」


「わ、私も行きます」


「そうか、ミネルヴァさんとアフロディーテさんに会うの楽しみだな」


「はい!」


そして喫茶店を出て家に帰った。


翌週、3人でお墓参りに行った。

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