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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
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第98話 学園祭準備

数日が経ち、生徒会選挙も終わり2年生のエヴァが生徒会長になり、副会長にはヘンリーがなった。


そして本来5人体制の生徒会も6人になり前生徒会からの引き継ぎも済むと、新生徒会の初仕事が早速やってきた。


自己紹介も終わり、エヴァが仕切る。


「皆さん、早速ですが学園祭の時期になりました。新生徒会としては初仕事ですので失敗は許されません。各々が何をするか明日までに考えてきて下さい。」


「会長!少しいいですか」


「ヘンリーくん、どうしたの?」


「僕たち1年生は初めてなのでどういう事をすればいいか分かりません。ですから去年は何をしたのか教えて頂けますか」


「そうですね。基本は近隣の人達にも学園の良さを知って頂き、また楽しんで貰うという所でしょうか。主に出店を出したり、見世物をしたりですかね。ただし今回は来る人の桁が違うと聞いています。国王の学園の補助金制度で来年受ける人や、今回の交流戦で知名度が上がり他国からも来るという噂も聞きます。ですので去年の学園祭はほとんど参考にならないと思います。去年の出店の数は8店舗ですが、噂通りなら最低20店舗は必要でしょう」


「そんなに…ですか」


「はい、ですので少しでも良い案があればすぐに取り入れていかなければ間に合わないと思うので皆さんよろしくお願いしますね」


「「「はい!」」」


学校が終わり、家にはヘンリーとエミールがきて学園祭の事で話し合いが始まった。


「ところで何でエミールがいるのよ!」


「エミリアさん、僕が誘って来てもらったんですよ」


「ふ〜ん、で?」


「サクヤさんとメリナさん、3人で話し合いまして、それでみんなにも聞いてもらおうと思い集まってもらいました」


そして全員が椅子に座り話を聞く事になった。


「メリナさん、お願いします」


「説明させて頂きます。これはあくまでも生徒会に出す案であって、まだ確定したものではありません。普段なら各クラスに出し物1つと言いたいのですが、どうやら規模も大きくなりそうです。ですから各クラスに出し物を3つお願いしたいと思います。今回は自分達が楽しむよりも、来る多くの人達に楽しんでもらう方が目的としては大きいと思います。そこでここにいる1年のAクラスからDクラスの人に早めに協力を頼みます。Eクラスのフェリックスさんは誘いましたが断られました。次に出し物ですがサクヤから説明があります」


「それでは説明します。各クラスの3つの出し物の内、2つは飲食店でお願いします。残り1つは各クラスでお任せしますので、もしこの案が決定したらBクラスはエミリアさん、Cクラスはエミールさんに仕切って進めてほしいと思っていますので、ご協力お願いします。Eクラスはヘンリーさんの友人に頼みたいと思います」


そして全員は出店の事などを2時間程話し合って解散した。


後日、生徒会ではこの案が採用になり、1年生の飲食店で10店舗、2年生の飲食店で12店舗で22店舗になり、卒業を控えた3年生には楽しんで貰える様な形にはなった。


そしてAクラスでは話し合い、約10人1組で3つに別れてやる事になった。


サクヤ、メリナ、フィオナを含む10人はどうやら歌とダンスの見世物をやる事になった。


シャルロット、クルト、ポウル、マルティンを含む10人はスイーツの出店を出す事に決定した。


ツクヨミ、ミアを含む残りはドリンクの出店になった。


「ツクヨミくん、頑張ろうね」


「ああ、ミアもな」


「うん」


「サクヤ達も頑張れよ」


「「「うん」」」


「クルト、シャルを頼んだぞ」


「任せろ!」


クルト達だけは周りから不安の声とシャルロットが可哀そうという声が上がったけど、何とか上手くやれそうな予感はした。


そして早速3組とも学園祭に備えて話し合いが始まった。


学園祭まであと約1ヶ月。

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