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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
92/150

第92話 プライド

準決勝第二試合が始まる。


キルシュBは全員無傷に対してブルーメBはシャルロット1人しかいない。


「おいおい、相手1人に俺達3人数がかりかよっ!俺は抜けるぜ」


「僕もいくら相手が強くても女性相手にに3人で戦うのはちょっと…」


「私は全員相手で構いませんわよ。サクヤさんと戦うのも久しぶりで楽しみですしね」


するとヘンリーが前に出る。


「サクヤさん、フェリックス、悪いが僕が最初に戦っていいかい」


「はぁぁぁ?何言ってんだ!オイ」


「僕も槍使いとして1対1で戦って見たいんだ」


「フェリックスさん、ここはヘンリーさんに譲ってはどうでしょうか」


「………………わかった、わかったよ!その代わり次は俺だぜ!」


「はい。それではヘンリー頑張って下さいね」


「サクヤさん、フェリックス、ありがとう」


「話は終わったかしら?そろそろいいですか?」


「お待たせしました。僕が相手です」


「そうですか」


そして試合が始まった。


「準決勝第二試合開始!」


「いきます!」


まずはヘンリーの連続の突きがシャルロットを襲う。


しかし全く当たらない。


「もう終わりですか?」


「(スパイラルジャベリン)」


シャルロットに軽く捌かれる。


「多少威力はありますが、あなたの攻撃は真っすぐすぎて読みやすいですわ」


確かにヘンリーの身体能力は大幅に上がったが槍使いとしてはまだ使いこなしている程度だった。


しかし諦めずに攻撃を止めない。


ヘンリーの攻撃のスピードが徐々に上がっていった。


「なるほど…でもまだまだですわ。(ヤマタノオロチ)」


ヘンリーの槍をすり抜けて、全ての攻撃が当たり倒れる。


「ま、参った!降参です」


するとフェリックスが前に出る。


「ヘンリーよ〜、情けないことするんじゃねぇ!動かなくなるまで戦え!!」


「そう思ったのですが…手加減されてコレですから…」


「あぁぁぁ情けねえ情けねえ!まぁいい、次は俺だぜ」


今度はフェリックスがシャルロットの前に立つ。


「行くぜ!(ダークネスフィールド)」


膝下辺りが闘技場の全体を黒い靄で見えなくなる。


「ツクヨミ様と同じ闇使いですか。いい練習相手になりそうですね」


「練習だぁ〜、こっちは常に本番何だよ!」


「あなたに手加減は不要の様ですね。(ヤマタノオロチ)」


シャルロットの攻撃はフェリックスの体をすり抜けていく。


「当たらねぇなぁ、オイ!(デスサイズ)」


しかしシャルロットも簡単に躱す。


「これはどうでしょう。(龍氣神速)」


「(デスサイズカーニバル)」


「(紅蓮槍牙)」


シャルロットは全て躱して一撃を与えたはずだったが、フェリックスの体を突き抜けてた。


そして闘技場でフェリックスが姿を消した。


フェリックス気配すら感じなくなり、シャルロットは周囲を確認する。


しばらくするとシャルロットの背後に黒い影が地面から現れると、フェリックスの新技が炸裂する。


「………(ダークネスロンド)」


神業とも思える程の反射神経で振り向き防御するが、黒く霞んだ戦鎌はシャルロットを傷つけて、また闇に潜る。


「ここまで傷つけられたのは久しぶりです。(爆炎陣)」


今度はシャルロットの周りが強烈な炎で覆われると僅かに反応がおかしい黒い靄を見つける。


「そこです!(紅蓮槍牙)」


するとフェリックスが吹き飛ばされながら現れた。


すかさずニ撃目を入れる。


「(八龍炎槍)」


何とか起き上がろうとするフェリックスに連続の斬撃が飛ぶ。


「くっそおおおぁぁぁぁぁぁ」


防御も出来ずに全ての攻撃を喰らい、フェリックスは意識を失った。


「残りはサクヤさん1人ですね」


そしてシャルロットはサクヤと対峙した。

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