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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
85/150

第85話 呼び名

日は経ち、遂に交流戦前日になった。


各学園の代表選手は既にブルーメに到着していて、選手達はブルーメで1番の高級ホテルに泊まる事になった。


1日目の午前の試合は


  キルシュA vs ヴィンデンB


ペストヴルツC vs ブルーメA


 ヴィンデンC vs ブルーメD


  キルシュD vs ペストヴルツA


1日目の午後の試合は


  キルシュB vs ブルーメC


 ヴィンデンD vs ペストヴルツD


  キルシュC vs ペストヴルツB


 ヴィンデンA vs ブルーメB


各学園、各チームが作戦会議をしている。


そしてステラは各チームに相手学園の噂になっている選手の名前を伝えた。


「いいみんな!私の知っている情報だけ伝えます。ペストヴルツAにいるジャンヌとユーゴね。ジャンヌは一言で言うと危ないヤツよ!フェリックスの女版と思ってもらえばいいかな。そしてユーゴは誰もついてこれなかったジャンヌを唯一フォロー出来る存在ね。ペストヴルツ自体レベルが高いと評判よ」


みんながフェリックスを見る。


「ふん!」


「次にヴィンデンは交流が少ないので情報はあまり無いが、唯一有名な人物がいるわ!名はロレンツォ、あまりの強さに教師すら手も足も出ないとか………。ツクヨミくんとサクヤさんみたいね」


男性陣は悔しがっているが女性陣はみんな納得している。


「そしてブルーメ、全く分からないわ。人が出るとも限らない!いろいろな種族がいる分、1番の強敵になると思うわ」


しばらくして今度はチーム事の作戦会議になった。


   ◆   ◆   ◆


「さてとツクヨミくん、エヴァちゃん、作戦はどうしましょうか?」


「ステラさんにお任せします」


「お姉さんって呼んでって言ったでしょ!もう」


「………」


「エヴァちゃんは?」


「あの〜、私はお姉様と呼んでいいでしょうか?」


「えっ!まぁいいけど…」


エヴァは凄く喜んだ。


「ツクヨミくんは火の魔法が得意でしょ。エヴァちゃんは水で私は風だから、普通に考えたらフォロー役は私になるけど…やっぱツクヨミくんが適任よね〜」


「お姉様、私もそう思います。絶対的な強さに全てを判断で出来る目と頭脳、今まではお姉様は別格でしたがその更に上にですから」


「じゃあ私とエヴァで左右を叩き、ツクヨミくんは少し後方でフォローしながら相手の動きを見て行動する形でいいかしら」


「はい!お姉様、問題ありません」


「と言う訳でツクヨミくんが司令塔ね!」


「はい」


「言葉の掛け合いも大事だから呼び方も決めましょう」


「「はい」」


「それではエヴァちゃんは私とツクヨミくんを何と呼んだらいいと思う?」


「お姉様と………………………ツ、ツ、ツッ、ツッキー?」


「ツッキー!良いわねぇ〜。じゃあツッキーは?」


「ステラさんとエヴァさん」


「違う違う!もっと砕けた感じで!」


「……………………………………………………………」


「もう!じゃあ私をお姉様と呼べる?」


「呼べないです」


「じゃあ!エヴァちゃんとステちゃんは?」


「………………検討します」


「今決めないとダメよ!じゃあ呼び捨てで!!」


「分かりました。呼び捨てでお願いします」


「決まりね。明日の試合必ず勝ちましょう」


「はい!お姉様」


「………はい、ステラ」


「良く出来ました」


そして明日を迎える。

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