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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
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第72話 始業式

今日から二学期。


みんな揃って学校に行くと懐かしくも思うクラスメイト達が挨拶をしてくる。


担任のマチルダが教室にやってくると始業式会場まで移動させた。


式場では校長のルイが挨拶を始めた


1学期の終業式の内乱から始まり、復興と褒章などの出来事など話した後に、今後の学園の方針を話した。


「今学期は他国ペストヴルツブリューテ学園との交流戦をする事になりました。また私たち人間の使う魔法の強化、実践経験も取り入れていきます。そして来年からは多数の新入生が入ってくる予定もあり、いろいろ改善もしていきたいと思います。まずは明日と明後日に分けて、実力テストを生徒会主体で行います。その成績で交流戦の代表選手を決めますので皆さん日頃の成果を十分に発揮して下さい」


「続きまして、生徒会会長ステラさん」


「はい!」


ステラは明日と明後日についての説明をした。


「それでは明日の実力テストですが、魔法の実技テストになります。各学年ごとにブロックを分けてテストをします。テストの試験官は各クラスの担任計5名になります」


そして内容を書いた紙を貼り出し基準を発表した。


0点・・・まだ魔法を発動出来ない


1点・・・魔法は発動するが打ち出せない


2点・・・マトまで魔法が届く


3点・・・マトを破壊出来る(破壊力 小)


4点・・・マトを破壊出来る(破壊力 中)


5点・・・マトを破壊出来る(破壊力 大)


「これが明日の魔法の実技テストの評価基準です。5人の先生方が評価して最大25点、そして武器の実技テストで最大25点の計50点満点で行います」


0点・・・武器のをまともに扱えない


1点・・・基本の動作、構えは出来る


2点・・・武器を上手く扱える


3点・・・実践出来る(能力 小)


4点・・・実践出来る(能力 中)


5点・・・実践出来る(能力 大)


「こちらが明後日の武器の実技テストの評価基準です。各武器の5人の専属教師が評価します。以上です」


「以上を持ちまして始業式を終了となります。細かい事は各クラスの担任の先生方から詳しくお聞き下さい」


始業式が終わり生徒全員クラスに戻った。


Aクラス全員が戻り、席に座るとマチルダがやってきた。


「皆さん、それでは始業式で話していた明日の魔法の実技テストと明後日の武器の実技テストについて説明します。明日と明後日は午前で学校は終わります。休み明けにはテストの成績が発表されます。そして学年関係なく上位の成績者には交流戦が終わるまで特別クラスを設け、そこで勉強をしてもらいます。それでは今日は以上となりますので皆さん気をつけて帰って下さい」


そして始業式は終わった。


今日は二学期の初日ということもあり、クラスのみんなはすぐに帰らずに談話している。


「よぉツクヨミ!夏休みはどうだった?」


「何だクルトたちか〜、特に何もしてないな」


「カァー!寂しい奴だな。俺たちなんてな〜」


「マリアちゃんたちと海に行ったよ。楽しかったな〜」


「そうそう、僕たちが泊まった町で3英雄のヘスティア様まで見かけてラッキーでした」


「ふ〜ん、そうなんだ」


「今度はお前も連れてってやるからな」


「「「ハッハッハ」」」


3バカは去ってった。


「ツクヨミく〜ん、あっ」


ミアがツクヨミにダイヴ!もうお決まりになっていた。


「ごめんね」


「大丈夫だ。気にしないでくれ」


「お願いがあるんだけど〜」


「何だ?」


「今度お父さんの誕生日なんだよ〜。でね、プレゼント買いに行くのつきあってほしいの」


「そんな事ならいつでもいいぞ」


「やったーーー!」


それからクラスメイトと色んな話をして家に帰った。


家の食堂でみんな揃って食事をした後、明日の話になった。


「ねぇ、明日の魔法の実技テスト自信ある」


「私はちょっと〜ね」


「私もです」


「ということでツクヨミとサクヤ、魔法教えて!」


「えっ?エミリアは光魔法使っていただろう」


「私は魔法単体で飛ばせないの!」


「フィオナは?」


「私は剣に乗せて飛ばせるけど…単体ではムリよ」


「メリナは?」


「飛ばすことは出来ますが当たるだけで全く威力は無いです」


「みんな覚える順序がバラバラだな。フィオナは出来ると思って教えてたしな」


「ツクヨミさん、そもそも人間はほとんど魔法を覚えませんでした。剣を重視した戦術で魔法は補助程度なので、今回の学園の方針には新たなる改革と言ってもいいと思いますよ」


「そうなんだ〜。分かった!サクヤ、教えるのを手伝ってくれ」


「はい!」


ツクヨミとサクヤは3人に夜遅くまで指導した。

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