表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
55/150

第55話 再会

中に入るとちょうど会談も終わり、中からアレスとリア、そして護衛にダニエルが出てきた。


「メリナ!あなたどうしてここにいるの?」


「お目にかかれて光栄です。アレス様、私はリアの妹のメリナと申します。今日はツクヨミさんとサクヤさんの案内で来ました」


そしてリアとダニエルに伝えた。


「リア姉様、ダニエルさん、4日前王国で内乱が起きました。詳しくは第一騎士団のテオさんが報告と迎えに来てますので聞いて下さい」


「それは本当ですか!メリナ様」


「はい」


「リア様!早く急ぎましょう」


「メリナ、あなたも来なさい」


「リア姉様、私は別の要件がありますので失礼します」


リアは仕方なくメリナを連れて行かず、アレスに挨拶をしてから急いでテオの元へ向かった。


「アレスさん、久しぶり」


「アレスさん、こんにちは」


「おお〜二人ともよく来たね」


「とりあえずみんな部屋に入りなさい」


全員に中に入り席に着くとメリナが国の事情を説明した。


「そうか、そんな事があったのか〜。こちらも中立を守っているからな、多少の援助は出来てもそれ以上の事は立場上何も出来ない」


「はい、分かっております。今回私はツクヨミとサクヤの友人として来ただけなので気にしないで下さい」


「しかしツクよ〜、こんなに可愛いお嬢さん連れて何しに来たんだ?」


「アレスさん、ヘスティアさん、実は4ヶ月程前に母さんが亡くなりました。そして今俺達はキルシュブリューテに住んでいます。その報告に来ました」


「そうか〜アルテは逝ったか。ツクとサクちゃんは何か聞いたのか?」


「はい、俺達は母さんの実の子ではないと言う事と、俺とサクヤにも血の繋がりはないと言う事は聞きました」


「「「えーーーーー!」」」


「ち、ちょっと待って!ツクヨミとサクヤって………いやいやいや、血の繋がりのない男女が一緒に暮らすのは問題でしょ」


「「うんうん」」


「ずっと一緒だったから気にした事はないな。サクヤもそうだろ」


「はい」


「そうか〜。私はねツクちゃんとサクちゃんが将来一緒になってくれたら嬉しいんだけどね」


するとフィオナはヘスティアに


「ちょっと待って下さい。ヘスティア様、私は将来ツクヨミと結婚します」


「「ちょっと待った〜〜〜」」


「ヘスティア様、将来一緒になるのはこのメリナです」


「私よ!ツクヨミは私と結婚するの!」


3人が揉めているとアレスは笑い出した。


「ハハハハハ、ツクよ〜お前はモテるな〜。サクちゃんも一緒に結婚しちまえよ」


ツクヨミは苦笑いしてごまかす。


「ツクちゃん、彼女達を幸せにしないとね!私もアレスもツクちゃんとサクちゃんに幸せになってほしいのよ」


そしてヘスティアは3人にツクヨミとサクヤの子供の頃の話をした。


「ツクヨミさんとサクヤさんにもそんな事が会ったんですね」


「そうだぞ!多少子供にしては強いぐらいで、後は他の子供達と変わらないだろ」


「「「いやいやいや」」」


「多少では無いですよ!学園では一番強く、国を救った英雄ですよ」


「そんな、救ったなんて大げさだよ。それより俺はアレスさん達が3英雄って呼ばれていたのがビックリだよ。な、サクヤ」


「はい、とっても誇らしいです」


するとアレスとヘスティアはお互いを見て、ツクヨミ達に話をした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ