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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
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第45話 冒険者たち

ツクヨミ達が外に出ると乱戦状態になっている。


「これじゃあ、どれが敵だか分からないな」


「そんな事無いよ。ツクヨミくん騎士団は防具の色で第一騎士団から第八騎士団を分けているから、それで判断出来るよ」


騎士団は色で別れている。


第一騎士団 (白)


第二騎士団 (黒)


第三騎士団 (赤)


第四騎士団 (青)


第五騎士団 (黃)


第六騎士団 (紫)


第七騎士団 (緑)


第八騎士団 (水)


今、学園を襲っているのは第八騎士団(水)である。


「よう!ツクヨミ、どっちが多く狩るか勝負しようぜ!」


「どっちでも構わないが…」


「僕も着いていきますよ」


ツクヨミ、ヘンリー、フェリックスの3人が突進していく。


「邪魔だ!クズ共」


フェリックスは一気に反乱軍を薙ぎ払うとツクヨミも前にいる反乱軍を蹴散らす。


「流石二人共やりますね。僕も負けませんよ!」


3人が戦いに加わると一気に戦況が変わった。


押されていた学園側が徐々に押し返してきた。


「ザコばっかりでアクビが出るぜ」


「しかしこのままだと王宮に行けないな〜」


フィオナ、エミリア、エミールが合流した。


「このまま学園に出たら、また押し返されるな〜」


「どうする?ツクヨミ」


すると学園から援軍が来た。


どうやら校長のルイの指示で生徒会8名と風紀委員12名それと3年の担任6名が加わった。


すると生徒会長のステラが援護する。


「ここは私達で喰い止めるからあなた達は行きなさい」


「しかし…」


フィオナが悩んでいると


「あなたのお父さんは国王を守る為に必死で戦っているのよ!早く行ってあげなさい」


「フィオナ!行くぞ」


「ツクヨミ」


「おいおい早く行こうぜ」


そして6人は王宮を目指した。


「さて、みんな〜!先輩らしい所、1年生に見せてあげましょう」


そして学園での防衛戦は続いた。


   ◆   ◆   ◆


市街地の冒険者達は近くの住民の誘導を終え、戦いに参加していた。


「フィンよ〜、この国の騎士団ってこんなによえ〜のか?」


「確かに弱すぎる」


「何かかき集めただけのひよっこの集団だな〜」


「フィンよ、この後どうするよ?別に戦いには参加しなくてもいいんだよな〜?」


「そうだな、町の人達の避難も無事終わったしな。俺達も避難しよう」


するとアンナが


「フィン!ちょっと待って」


「どうしたアンナ?」


「前走っているのツクヨミくんじゃない?」


するとツクヨミ達6人は市街地を抜けようとしていた。


「ツクヨミく〜ん」


「アンナさん!それにフィンさんまでどうしたんですか?」


「住民の避難の依頼が国からギルドに来てな。で、ツクヨミ達は?」


「これから王宮に行く所です。どうしても行かないといけないんです」


「この先結構反乱軍がいるぞ。たった6人では辿り着けないぞ」


するとフィオナが


「どうしても父を助けに行きたいんです」


「そうか……聞いたかお前達!こんな女の子が戦うのに俺達が逃げる訳には行かないな〜」


「「「うぉーーー」」」


「当たり前だ!行くぞテメェら」


「ツクヨミくん、これが終ったらお姉さん達と遊びましょうね」


「ツクヨミくん、王宮までは俺達が援護する」


「助かります」


するとフェリックスが


「ツクヨミよ〜、早く狩りに行こうぜ。今のところ俺は58人でお前はまだ52人だ」


「あぁ、すぐに抜いてやるよ!」


そして6人と冒険者600人が王宮に向かい走り出した。


   ◆   ◆   ◆


王宮入口では第四騎士団が守っている。


しかし1800人に対して4000人の反乱軍、既に1500人近い反乱軍に進行を許してしまった。入口付近では第四騎士団団長のオットーが先陣をきって押さえている。


「団長、こちらの被害約1400人になります。反乱軍は約1200人は倒しましたが、現在こちらの兵力400人に対して目の前の反乱軍1300人です。援軍を待つまで持ちこたえる事が出来るか…」


「弱音を吐いてどうする!持ちこたえている見せる!」


すると市街地から王宮に向かって来る人達がいた。


「団長!」


「どうした?」


「冒険者達がこちらに向かってきます」


すると目の前の反乱軍をどんどん蹴散らしていく。


「お父様〜!」


「エ、エミリアか!なぜこんな所にいる?」


「もちろん私達は五大貴族!この国を守る為に来ました」


するとフィオナがオットーに伝える。


「オットー様、私はお父様を助けに参りました。私達はこのまま王宮の中に入り、王の間まで行きます。よろしいでしょうか」


「しかし……」


「お父様、フィオナを行かせて下さい。私はこのまま入口を死守します」


「それじゃあ俺も残るぜ」


「エミール!」


「ツクヨミ、フェリックス、ヘンリー、フィオナ、先に行っててくれ。ここを片付けたら合流するぜ」


「エミール、テメェよえ〜クセに粋がってんじゃねえ!」


「そうですよエミール」


「俺はフィオナを上に連れて行く。フィンさんお願いします。入口の守備の援護を任せてもいいですか?」


「ツクヨミくん任せなさい。お前ら残りの反乱軍蹴散らすぞ」


「「「おーーー!」」」


「フィオナ、行くぞ」


「はい」


するとフェリックスとヘンリーが付いてくる。


「勝負は終わってねぇぜ、ツクヨミよ〜」


「僕も同行させてもらいますよ」


現在、王宮正面入口騎士団400人+冒険者600人+エミリア、エミール対反乱軍1300人

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