表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
42/150

第42話 終業式前日

終業式前日、門の前でヘンリーに会った。


「おはようツクヨミくん、サクヤさん」


「おはよう」


「おはようございます。ヘンリーさん」


[この前はありがとう。このお礼は今度するから」


「そんな気にする事ないぞ」


「じゃあお先に失礼するよ」


ヘンリーは先に教室に向かった。


ツクヨミタチガ教室に着くとメリナとフィオナが待っていた。


「ツクヨミさん、サクヤさん夏休みのご予定は?」


「みんなで出かけない?」


ツクヨミは少し考えて


「サクヤはどうする?」


「行きましょうよ兄さん」


「じゃあ行くか!」


「「「ヤッター」」」


「しかしメリナ、王女が出かけて大丈夫なのか?」


「えぇ、明日からお兄様方がここを離れるので護衛がそちらに回っているので今は比較的自由です」


「何で離れるんだ?」


「他国との外交です。お父様の代わりにお兄様達が務めるのです」


キルシュブリューテ王国は外交の為に第一王子、第二王子、第一王女、それと護衛として第ニ騎士団、第三騎士団、第五騎士団が今王国を離れている。


人族の国は3つの王国と1つの中立都市があり、各領土に多数の村が存在する。


キルシュブリューテ王国は南東にあり、

北にはヴィンデンブリューテ王国、南西にはペストヴルツブリューテ王国がある。


そして各国の中央には中立都市ブルーメが存在する。


ブルーメは12年前に出来た都市で、12年前にこの世界を救った3人の英雄が作った都市である。


第一王子のフィオンはヴィンデンブリューテに、第二王子のノアはペストヴルツブリューテに、そして第一王女のリアは中立都市ブルーメに行く事になっている。


「メリナさん、どこに行くか決まっているんですか?」


「まだです。それは今日学校が終わったら決めましょう」


何事もなく授業が終わり、どこに行くか決めているとクラスのみんなが集まってきた。


「なになに〜みんなでどこか行くの〜」


「おいおいツクヨミ、ハーレムは許さんぞ」


「私たちも行く〜」


「なら俺たちもだ」


気がつくとクラス全員になっていた。


するとクルトが仕切り出した。


「みんなでキャンプ何かいいんじゃねぇか」


「どこに?」


みんなが考えているとメリナが


「あそこはどうでしょう?」


「「「あそこ?」」」


「ここと中央都市の間に大きな湖がある森があるのですが…」


するとフィオナが


「ねぇちょっと危なくない?魔獣とかもいるでしょ」


するとミアが


「わたし〜泳ぎたいなぁ〜」


一斉に男性陣が賛成した。


「あなた達!変なこと考えてない」


「大丈夫大丈夫、何かあったらツクヨミが何とかするから!」


なぜか女性陣も納得した。


「じゃあ決定です。キャンプの日は明日の終業式が終ったら決めましょう!」


「「「おーーー」」」


クラス全員でキャンプに行く事に決定した。


すると隣のクラスからエミリアがやってきた。


「ツクヨミー、いるー?」


「いるぞ」


「夏休みどこか行かない?」


フィオナが来て


「はいザンネン!ツクヨミはキャンプに行きま〜す、私たちと」


「えぇー、じゃあ私も行くわ」


するとヘンリーもやってきて


「僕も参加していいかい?やぁサクヤさんそれとツクヨミくん」


ヘンリーが来た瞬間、女性陣はすぐオッケーを出した。


そしてAクラス+エミリアとヘンリーでキャンプに行く事が決定した。


「エミリアさんとヘンリーさん、明日の終業式が終ったら、このクラスに来て下さい。日程と集合場所を決めますから」


最後はメリナが仕切り、解散した。

令和になりゴールデンウィーク最終日、今日は後1話投稿予定です。

このゴールデンウィークはたくさん投稿出来ましたが、明日からは毎日1話の投稿予定です。

気に入って頂いた方はブクマをお願いします。

また評価を付けて頂くと嬉しいです。


次回予告! 王都全体に何かが…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ