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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
39/150

第39話 合コン

7月に入った。


夏休みまであと少し、クラス中が夏休みを楽しみにしていた。


「お〜い、ツ・ク・ヨ・ミ・くん」


マルティンが近づいてきた。


「何だ?」


「覚えてるかな〜?や・く・そ・く」


嫌な予感がした。


「あぁ」


「実はね…Bクラスの女の子と…合コンをするんだけどね…」


「もしかして…」


「ツクヨミくん、声がデカイよ!小さい声で話そっか」


ツクヨミは口を閉じた。


「もちろん参加決定だよね。1つ言う事聞いてくれるんだよね?」


「俺が行く必要あるのか?」


「どうしてもBクラスの女の子がツクヨミと話したいみたいなんだ」


「誰が行くんだ?」


「俺とツクヨミ、そしてクルトにポウルの4人で〜す。相手はなんと!エミリアさんをぬいた美女トップ4です」


「しょうがない、分かったよ。それでいつだ?」


「今日です」


「今日?」


「学校終わりに町のカフェ(ウイユ・ドゥ・シャ)で待ち合わせな」


学校が終わりサクヤに先に帰ってもらい、何とかメリナたちから帰る事が出来た。


仕方なく待ち合わせ場所まで行くといつもの3バカトリオが待っていた。


「遅いぞ!ツクヨミ〜」


すると女の子達もやってきた。


「ヤッホー、クルトくん」


「マリアちゃん、こっちこっち」


そしてカフェに入り、自己紹介から始まった。


「俺クルト、よろしく」


「僕はポウルです。ちょっと剣は苦手だけど学術は得意です」


「俺はマルティンです。流行りの事は何でも聞いてくれ」


ツクヨミの番になり、女の子が注目している。


「俺はツクヨミです」


照れながら言うと


「「「かわいい〜」」」


「ツクヨミくんて凄いよね。代表戦ちょ〜カッコよかったよ」


「エミリアと付き合っているの?」


「メリナ様や歌姫とも噂あるけど…」


あまりに女の子達の会話が途切れないのでクルトが仕切り出した。


「それでは自己紹介よろしく〜。マリアちゃんからお願い」


「私はマリアです。クルトくんとは同じ戦斧の授業で知り合いました。よろしくね」


「カタリナです。マリアとは幼馴染で両手剣の授業を選択してます」


「私はイザベラ、私も両手剣を使ってます。よろしく」


「マヤです。みんなよりは魔法が得意ですけど、ツクヨミくん程魔法は使えません。だから今度教えて下さい」


「ちょっと〜マヤ、ズルい」


「そうよ」


「ツクヨミくん、私にもいろいろ教えて」


「俺が教えられる事なら別にいいけど…」


「「「やったー」」」


女子4人は盛り上がっていたがツクヨミの事ばかりでクルト達に話題来ない。


耐えきれずマルティンが思わずゲームを提案した。

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