第31話 2回戦
代表戦2日目、教室ではツクヨミを応援する女子たちと、苦悩する男子で分かれた。
「クルトよ、ツクヨミ勝ったらクラスの女全員取られるぞ!」
「ポウルよ、まだまだだな!これから戦う相手は二枚目で天才なヘンリーだ!
ヘンリーが負ければヘンリーファンは減る」
「でもツクヨミはモテるぞ」
「ただ、ツクヨミを応援するとクラスの女子に友達思いと思われ、俺たちの株も上がる」
「流石クルト!」
「今はツクヨミに人気を上げるさ」
「「「おお〜」」」
実はサクヤに気に入られようとするクルトだったが他のサクヤ親衛隊も同じ事を思い、ツクヨミの応援についた。
ツクヨミが試合会場に向かうとヘンリーもやってきた。
「ツクヨミくん、今日はよろしく」
「こっちも楽しみにしてるよ」
お互い握手をして会場に行く。
その光景を見ていた女子から二人の人気は更に上がった。
「それでは第二試合を始める。試合開始!」
すると試合会場が女子達の応援で白熱する。
「いくよ!ツクヨミくん」
ヘンリーの槍がツクヨミを襲う。
ツクヨミはヘンリーの突きをかわしていると徐々にスピードを上げてくる。
「へぇ〜まだかわせるのか。更にスピードを上げるよ」
どんどんスピードは上がり、無数の突きが同時に視える様になってきた。
「まるで10人以上に同時に突きを食らった気分だな」
しかしツクヨミも突きを掻い潜り、間合いを詰める。
すると、槍の横薙が来るとツクヨミは即座にまた距離をとった。
「へぇ〜これもかわすのか」
「やるな〜全くスキがないし、上手く槍を使いこなしている」
そしてツクヨミは試しに斬撃を飛ばしてみた。
「(炎龍斬)」
単体の斬撃がヘンリーを襲うが簡単にさばかれる。
「炎の飛ぶ斬撃ね。他には無いのかな?」
「なるほど…分析力も高いみたいだな。しかし挑発には乗らないぞ」
「でもこのままでは勝負は着かないよ、ツクヨミくん」
「だから少し実力を見せるさ」
ツクヨミは瞬歩で一気に間合いを詰めると、ヘンリーの突きが襲う。
刀と槍のぶつかり合いが続く。
どんなにスピードを上げても、ツクヨミを捉えることが出来ずに焦りが出てきた。
遂にツクヨミの刀がヘンリーを捉えた。
「ツクヨミくん、君はどこまで強いんだい」
「こんなのは序ノ口だ。(八龍炎斬)」
「!!」
流石にヘンリーも捌ききれずにふっ飛ばされると目の前にがツクヨミの切先があった。
「参った!降参だよ」
「勝者!ツクヨミ」
決着と同時に凄い歓声が上がった。
「ツクヨミくん、君は凄いね。どうやら天才と言われて自惚れていたみたいだ」
「ヘンリー、君も十分強いぞ」
ツクヨミがヘンリーに手を差し伸べた瞬間、女子からの歓声がさらに上がった。
二人は闘技場を出てクラスに戻った。




