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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
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第3話 新しい生活

王宮に辿り着くとオスカーたちが二人に、


「ここまでありがとう。ここまでの道中助かったよ」


続けてテオが


「ツクヨミくんたちも元気でね」


さらにフランクが


「困った事があったら俺を訪ねろ!お金以外なら相談にのるぞ」


そして三人と別れ、別の兵士に案内される。


王の間に着くとそこには国王とメリナがいた。


メリナが


「キルシュブリューテ王国へようこそ!私はこの国の第二王女、キルシュブリューテ=メリナです。今まで通りメリナと呼んで下さいね」


そして国王が


「此度は我が娘、メリナを助けてくれて礼をいう。私はこの国の王、キルシュブリューテ=レオンだ。二人とも名は何と申す」


「俺はツクヨミです」


「私は妹のサクヤです」


「何か礼をしたいのだか…」


そこでサクヤが


「お礼が欲しくて助けたわけではないので気にしないで下さい」


国王が二人を見て


「よし、分かった。では何かあったらメリナに言いなさい」


二人は礼をして、その場を立ち去り、王の間を出ると後ろからメリナが来た。


メリナは(これからどうするの?)とかいろいろ聞いてきたあと、メリナ専属のメイドを呼んだ。


「テレサお願い。二人に街の案内とお世話を頼める?」


「はい、お任せ下さい」


「住む場所が決まったら教えてね」


「承知致しました。メリナ様」


そしてメイドのテレサは二人に挨拶をする。


「メリナ様の専属メイドをしていますテレサと申します。よろしくお願いします」


「こちらこそよろしくお願いします。俺はツクヨミといいます。そして妹の…」


「サクヤです。よろしくお願いします」


お互いに挨拶が終わると最初に住む場所を紹介してもらう事にした。


いろいろと町の中を歩きながらテレサさんの紹介で、小さな一戸建てを借りる事が出来た。


そのまま三人で生活に必要な物を買いにいった。


母の残してくれたお金もあり、しばらくは困らないが働かない訳にはいかないし、数年もすればお金も底をつくだろう。


いろいろ考えていると二人が


「ツクヨミさん、一度帰って家の中を片付けましょう」


「兄さん、帰りましょ」


「そうだな、掃除して食卓と寝床は用意しないとな」


三人は家に帰る事にした。


家に着き、掃除をして一段落すると、ツクヨミがテレサにお礼を言ってから尋ねた。


「テレサさん、今日はいろいろとありがとうございました。少し聞きた身分証を発行して仕事探したいのですが…」


「分かりました。明日にでもいろいろ手配致しましょう。また明日の朝早く来ます」


そしてテレサは王宮に帰っていった。

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