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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
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第28話 1回戦第一試合

そしてクラス代表戦の大会が始まった。


開会式も終わり1回戦、ツクヨミvsエミリアの試合がまもなく開始となる。


午前中は1年生の試合なのに2年生と3年生も試合を見に来ている。


誰もが五大貴族の試合に注目しているようで、教師達も全員集まった。


ツクヨミとエミリアが闘技場の中央に立つ。


「それでは試合開始!」


ツクヨミを知らない者はエミリアが勝つと思い見ていたが徐々に変わってきた。


エミリアの攻撃が早くなり、ツクヨミを挑発する。


「どうしたのですか。責めなければ勝てませんよ」


「そうか、じゃあそうさせてもらう」


ツクヨミが防御から攻めに変え、スピードを上げた。


「お、なかなかバランスの取れた防御だな」


エミリアは焦り始めた。


どんどん早くなる速度についていけなくなる。


そしてエミリアが距離をとった。


「あ、貴方は何者ですか」


「単なるAクラス代表さ」


「その強さ、認めます。しかし勝つのは私です」


魔力がエミリアに集り出した。


「我が剣に光を(シャインソード)」


周りからは歓声が上がる。


1年生で魔法が使える事とレアな光魔法に驚きの声も上がる。


「覚悟は出来たかしら!(ディバインインパクト)」


光の衝撃がツクヨミを襲った。


あまりの衝撃と光にほとんどの人が目を開けられずにいる。


そして光が徐々に弱くなると闘技場ではエミリアが倒れていた。


「しょ、勝者ツクヨミ」


ほとんどの人が何が起きたのか分からずに呆然としている。


ツクヨミが闘技場から降りて帰ると


「君、強いね」


そこには次の対戦相手のヘンリーが立っていた。


「私の名前はペオーニエ=ヘンリーです。よろしく」


「あぁ、ツクヨミだ。よろしくな」


「明日の試合楽しみにしてますよ」


ツクヨミはAクラスの観客席の向かった。


「おめでとう、ツクヨミ」


フィオナが真っ先にツクヨミの所に行くとメリナがやってきた。


「ツクヨミさん、おめでとうございます」


「ありがとう」


「フィオナ、最近ツクヨミさんにくっつきすぎですよ」


「私は次の対戦相手のことを伝えにきたんです」


二人が言い争っているとクルトがきた。


「ツクヨミ〜、次の試合始まるぞ〜、早くこっちに来いよ」


「今行く」


ツクヨミはクルトの隣に座り、メリナとフィオナも席に戻る。


そして1回戦の第二試合が始まった。

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