表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
22/150

第22話 準決勝

今日はトーナメント戦準決勝から始まった。


準決勝2回戦はフィオナvsサクヤの試合で、クラス全員が注目している。


「次の試合フィオナとサクヤ前に出て下さい」


二人は無言のまま中央に立つと試合が始まった。


「それでは試合開始!」


フィオナはメリナと同じく斬撃を放った。


「(水龍斬)」


今までで一番威力の一撃だったがサクヤには効かなかった。


「(炎舞)」


しかしこれがサクヤのミスだった。


周りは水蒸気で覆われ、何も見えなくなった瞬間、サクヤの油断が生まれた。


「(氷華斬)」


サクヤの間合いを一気につめ放つと、サクヤは二本のショートソードで防御する。


しかし、若干遅れた防御のせいで後ろ吹き飛ぶ。


トドメを刺しに倒れたサクヤにもう一度氷華斬を放った。


「(氷華斬)」


サクヤのが次の行動を見抜くと剣で受け流し、カウンターの蹴りを放った。


フィオナは静かに倒れ決着がついた。


「フィオナさん、とても強かったです」


手を差し伸べフィオナを起こす。


「やはり勝てませんでした。でも力を出し切って満足してます」


「そこまで!それでは決勝戦はツクヨミとサクヤの試合なります。15分間の休憩が終わったら決勝戦を行います」


ツクヨミはサクヤに近寄り


「サクヤ、お前【真実の瞳】を使ったな。そんな事では俺に勝つ事は出来ないぞ!」


「…」


サクヤは少し落ち込むがクラス中がサクヤの前に集まりはしゃいでいる。


ツクヨミがサクヤから離れるとフィオナが来た。


「ツクヨミごめんなさい、勝てなかった」


泣きそうなフィオナに、ポンと軽く頭を叩き


「よくやった」


フィオナは泣き出しツクヨミに抱きついた。


そして決勝戦が始まる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ