表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
18/150

第18話 自主練習

翌日、ツクヨミ達は片手剣の授業を受ける。


メリナとフィオナは仲良くなったみたいだが、フィオナはメリナ以外は誰とも打ち解けてはいないようだった。


「それでは授業を始めるがメリナとフィオナはレベルが違うので二人で自主練習してくれ!そして一応みんなにも伝えておくが、魔法剣はこの学園で出来る者などほとんどいない。だからみんなの卒業までの目標は、剣の基礎を学んで実戦に活かせるレベルに持っていく事だ」


「はい!先生」


「質問か?メリナ」


「はい、そこにいるツクヨミさんとサクヤさんは私より強いですよ」


「「「!!!」」」


ヘルマンは驚き、Aクラスの生徒はざわついている。


「それは本当か?」


「はい」


「では、ツクヨミとサクヤは前に出てきてくれ」


ツクヨミとサクヤは前に出る。


「それでは二人で模擬戦をして見せてくれ!」


そして二人が打ち合うと、メリナ以外は全員驚いている。


ただ(凄い!)と思うだけで、何が起きているのかも分からずにいる。


教師のヘルマンでさえ、その剣筋はほとんど目で追えなかった。


「ストーップ!そこまで!ツクヨミとサクヤも自主練習にしてくれ。残りの8人は俺がゆっくり教えるからこっちに来るように!」


そして四人は自主練習する事にするとフィオナがツクヨミに模擬戦を申し込んできた。


「ツクヨミさん、ちょっといいですか」


「なんだ?」


「私と模擬戦してくれませんか」


「別にいいぞ」


そして二人は剣を構える。


「いつでも攻めてきていいぞ」


「いきます」


フィオナはひたすら攻めまくるがツクヨミは最小限の動きで躱し、そして受け流す。


フィオナの体力だけが削れて動きが鈍った所にツクヨミの一撃が入る。


「終わりでいいか?」


フィオナはその場に座り込みツクヨミに尋ねる。


「あなた達は何者なの?」


「何者と言われてもな〜」


「フィオナ、ツクヨミさんとサクヤさんは1ヶ月前ぐらいに王都に来たばかりだから知っている人は少ないわ」


「そう…ツクヨミさん、サクヤさん、改めて自己紹介します。私はオルヒデー=フィオナです。オルヒデー家の長女です。二人ともフィオナと呼んで下さい」


「あぁ、よろしくフィオナ」


「フィオナさん、よろしくお願いします」


そしてフィオナはツクヨミとメリナはサクヤと剣の鍛錬をした。


「お疲れ様、フィオナまた明日な」


「はい、ツクヨミさん明日もよろしくお願いします。サクヤさんとメリナもまた明日学校で」


「フィオナさん、さようなら。メリナもさようなら」


「はい、皆さん明日学校でお会いしましょう」


「おう、じゃあな」


そして三日目の学園生活が終わった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ