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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
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第16話 選択授業

みんなが帰る準備をしている時、ツクヨミの所にメリナがやってきた。


「ツクヨミさんとサクヤさんは、このあと何か予定はありますか?」


「特にはないが…サクヤは?」


「私も何もありませんよ」


するとクルトがやってきて


「だったらこれから飯でも行かねぇ〜か?ちょっとした親睦会みたいな〜」


「俺はいいぞ」


「サクヤちゃんは?」


「私も良いですよ」


するとメリナが


「じゃあ早速行きましょう!」


四人がクラスを出ようとすると、フィオナがメリナの前にやってきた。


「先程は失礼しました。しかし私は自分が認めた人以外に従うつもりはありませんので!」


フィオナがメリナに告げて帰った。


するとクルトが気を使い三人を連れて行く。


「何処で食べよっか?何か食べたい物ある?」


するとメリナが


「サクヤさんの手料理!」


「いいね〜!サクヤちゃんの手料理食べてみたい!」


ツクヨミはサクヤを見て


「私は良いですよ」


「じゃあ〜家に行くか!」


「「「ヤッター!!!」」」


そしてツクヨミ達の家でご飯を食べてからクルトからの質問攻めか始まる。


クルトの質問はほとんどサクヤの事ばかりだったが、なぜかメリナもはしゃいでいる。


あっという間に時間も経ち、テレサがメリナを迎えにきて解散する事になった。


翌日、学校では本格的に授業が始まった。


そして次の授業は選択授業、つまり武器である。


選択授業は毎日午後から始まる事になっていて、選択授業が終わると1日の授業全てが終わる事になる。


ツクヨミ、サクヤ、メリナは片手剣を選考している。


三人は片手剣の授業を受けに行くと、そこには同じクラスのフィオナがいた。


「これはメリナ王女、貴方も片手剣の授業を選択していたのですか」


「そうですよ、王家の流派は片手剣ですので…あと私は第二王女です!歌姫さんは歌だけでなく剣も使えるんですか?」


「もちろん、この中では一番強いと思いますよ。フフッ」


少し険悪な雰囲気だったが、サクヤが間に入って何とか収まった。


「二人とも授業が始まりますよ」


メリナとフィオナは距離をとり、教師がやってきた。


「初めまして、新入生諸君!俺が片手剣を教えるヘルマンだ。よろしくな!さて、今年の新入生は24名5クラス全部で120名だ。その内、片手剣を受ける生徒が75名もいる。なので片手剣も3クラスに分ける事になった。」


するとメリナが質問する。


「はい!クラスはどうやって分けるのですか?」


「あぁ、この後教師が2名追加されるがその前に俺が実力を見て分ける。他に質問はないか?」



特に質問が無かったのでヘルマンがクラス分けをする。


片手剣希望だけあって75名中60名が女性である。


「まずはあまり剣を使った事のない人はCクラス、経験はあるが実戦にはまだ早い人はBクラス、すぐに実戦出来る人はAクラスにする。まずは剣をあまり使った事のない人は手を上げてくれ」


すると75名中43名が手を挙げた。


「では今手を挙げた人はCクラススタートだ。残りは実際にそこにある模擬刀で戦ってもらう」


するとフィオナが手を挙げた。


「先生!私はメリナ様と戦ってみたいのですがよろしいですか?」


「あぁ、別に構わないか…メリナはどうだ?」


「望む所です!」


そしてAとBのクラスの分けの模擬戦が始まった。

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