第15話 HR
教室に行く途中、サクヤがやってきた。
するとクルトがサクヤを見て
「おい!ツクヨミ〜、こ可愛い子がこっちに来るぞ」
「兄さ〜ん」
「おー、サクヤ」
クルトがツクヨミを見て
「!!!…お、おい!兄さんって双子か?似てないけど…とりあえず紹介しろよ」
興奮しながらクルトはサクヤを紹介してもらう。
「妹のサクヤだ」
「はじめまして、サクヤです。」
「そして同じクラスになるクルトだ」
「俺クルトっす!情報通っす!分からない事があれば俺に聞いて下さい‼」
サクヤがクスっと笑い、ツクヨミがクルトに
「お前喋り方変だぞ」
「う、うるさい」
二人の自己紹介をしてる時に、手を振りながらメリナが走ってやってきた。
クルスの目が点になり、ツクヨミとメリナをみている。
「ツクヨミさん、サクヤさん、同じクラスになりましたね!一緒に教室まで行きましょう」
「あぁ」
思わずクルスはツクヨミに
「どゆこと?」
するとサクヤはクルスに説明する。
「こちらはメリナさんです。私達のお友達です」
するとクルスは緊張しながら自己紹介した。
「ク、クルスと申します。お、同じク、クラスにならせて頂きました」
「何言ってんだ?お前」
ツクヨミがクルスにツッコむとクルスは小声で
「バ、バカ!お前な〜、この人はこの国の第二王女だぞ!分かってるのか!」
「あぁ、ちょっとした成り行きで友達になった」
メリナが軽く笑い、クルスに挨拶をする。
「私はメリナです。お二人の友達であり、そしてファンです!」
「フ、ファン?」
「ウフ、とりあえず皆さん、教室に入りましょう」
そして教室に入ると各々決まった席に座る。
そしてチャイムが鳴った後に教師が入ってきた。
「今日から君達の担任になったマチルダです。このカメーリエ学園では片手剣を教えているのでよろしくね」
カメーリエ学園では学問(一般教養や戦術など)や初歩魔法を担任が教えるが、武器は専属の教師がいる。
武器は片手剣、両手剣、大剣、槍、戦斧、戦鎌、弓の教師の他に、体術の専属教師がいる。
マチルダが授業内容などの説明をすると
「それではクラス委員長を決めたいと思います。先生は新入生代表のメリナさんがいいと思いますが、どなたか立候補はいますか?」
「はい!」
「メリナさん、何か?」
「推薦したい人がいます」
「どなたですか?」
「ツクヨミさんです」
少しざわつくとフィオナが手を上げる。
「メリナ王女、貴族でも名が知れた人でもない人がクラス委員長はみんな納得しないでしょう」
メリナはムッとしながら
「分かりました〜」
「はい、とりあえず二人とも落ち着いて下さいね。それではメリナさんにクラス委員長をやってもらいます。それで6月にはクラス代表の武術大会があるのですが、代表を来月決めますのでそれまでに武術に励んで下さいね」
すると周りからはどうやってクラス代表を選ぶのか質問がくる。
「24名のトーナメント戦を2日間かけてやりますので、優勝した人をAクラス代表にします」
クラスが盛り上がってきた。
「最後に習いたい武器をこの記入用紙に書いて明日までに提出して下さい。それでは3年間、皆さんよろしくお願いします」
そして初めての授業と学園初日が終わった。




