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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
129/150

第129話 変化

ガブリエルの体がどんどん大きくなる。


それどころか見た目だけでなく、魔力が膨大に膨れ上がっていく。


「みんな!離れて!!」


一斉にステラ、ラウラ、ヘカテーはガブリエルから距離をとった。


そしてヘスティアは結界を張った。


「ぐおォォォォォォォォォォォォ」


「ガブちゃん」


「ぐおォォォォォォォォォォォォ」


「ダメね、完全に化物になったわ」

 

「ぐおォォォォォォォォォォォォ」


「あなたたち、化物相手に戦える?」


「もちろん!」


「余裕よ、余裕」


「………………」


「ぐおォォォォォォォォォォォォ」


「うるさいわねぇ、ぐおぐおと」


「ぐおォォォォォォォォォォォォ」


「行くわよぉ〜、みんな覚悟はいい?」


「えぇ」


「(ディファレントディメンション)」


ヘスティアは周りに被害が出ないように、ガブリエルを異次元空間に中に閉じ込めた。


「ヘスティア様!これは?」


「ここは異次元空間の中よ。これで私が死ぬか、魔法を解かない限りここから出られないし、現実世界への影響は受けないわ」


「す、すごい」


「ただね、魔力の消費が激しいのよ。発動だけでかなりの魔力を消費するのに、今も少しづつ魔力を消費してるのよ。だから速攻で決着つけるわよ」


すると魔獣と化したガブリエルが衝撃波を放つ。


あまりの範囲の広さと威力に4人とも吹き飛んだが、すぐに体制を立て直してヘスティアが召喚魔法を使った。


「(召喚魔法シヴァ)」


シヴァが降臨した。


空間全体が氷で白く染め、シヴァは魔法を放った。


「お願いシヴァ。全てを凍てつくしなさい(ダイヤモンドダスト)」


すると魔獣と化したガブリエルを凍りつかせるが、動きを止める程度しか凍らなかった。


「シヴァの一撃でも終わらないなんて…」


動きが止まっている間に、すかさずヘカテーが魔法を放つ。


「………(エクスプロージョン)」


ガブリエルの周辺が大爆発を起こした。


さすがにこれで終わりと思ったが爆発が収まると、ボロボロになったガブリエルが姿を表した。


「しぶといわね」


「私に任せてちょうだい」


ラウラの聖剣デュランダルに氣が溜まる。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁ、降りそそげ(斬撃氷雨)」


ラウラはガブリエルの頭上か無数の斬撃を放つ。


まさに雨が降ったかのような斬撃で、ガブリエルの体が細かく切り刻まれていく。


そして最後にステラの光の剣【クラウ・ソラス】が一撃を放った。


「これで終わりよ!(聖光双龍斬)」


ボロボロになったガブリエルは最後にクロスに斬られて絶命した。


「終わったわね」


ヘスティアは魔法を解いて現実世界に戻した。


そしてエルフの森を鎮火した後、ひと息つけると思っていたが事態はどんどん加速していく。

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