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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
110/150

第110話 強さ

ミネルヴァは対戦相手決めた。


シャルロット vs 1番隊隊長ジュール


ステラ vs 1番隊副隊長ルーカス


ラウラ vs 2番隊隊長マッティーア


ヘカテー vs 2番隊副隊長マルティナ


ツクヨミ vs 3番隊隊長エンツォと副隊長マティルデ


そしてシャルロットとジュールが戦った。


シャルロットの槍とジュールの槍がぶつかり合い、お互いの力が拮抗すると竜氣を使い始めた。


シャルロットの強さはアンドレアに匹敵する位に強かった。


今までのジュールでは勝てない筈が1日前に比べると竜氣が2倍近くになっていた。


そして決着は着いた。


竜氣に差が出た、結果シャルロットはすぐに敗北する事になった。


次にステラとルーカスが戦う。


竜氣を使えないステラだが、センスと観察力で相手に一歩も引けを取らない戦いをする。


両者、時間切れの引き分けとなった。


次にラウラとマッティーアが戦う。


ラウラは実戦の経験を活かした戦いと危機察知能力に優れて行動で相手を翻弄するも、片腕しかなく対戦には向かなかった。


結果は時間切れの引き分けとなった。


次にヘカテーとマルティナだが試合にならなかった。


魔法重視の遠距離戦や他の戦闘の補助ならヘカテーに軍配が上がったが竜氣を使った接近戦で一瞬でマルティナが勝利した。


最後はツクヨミとエンツォ、マティルデの戦いだ。


ツクヨミが竜氣を使えるのに2人は驚いているが、それ以上に強くなった筈の2人に同等以上に戦えているのにさらに驚いている。


そしてツクヨミが勝利して全ての模擬戦が終わった。


「それまで!」


ミネルヴァの掛け声でみんなが整列した。


「各隊6人ともよくぞ竜氣を短期間で上げた。しかしまだまだです。後2日で今の倍にしなさい」


「「「はっ!」」」


「そしてお前たちには伝えます。ヘカテーのいた暁は、今『闇の跳梁者』と名を変えて、恐ろしい強さを手に入れています。今の戦いを見た感じではツクヨミ以外は勝つどころか一瞬で殺されるでしょう。この先、彼らと戦うなら強くなる必要があります。あなた達も強くなりたいですか?」


「「「はい」」」


「ではシャルロットよ、今の竜氣を最低でも倍以上にしなさい。そして竜眼に目覚めなさい」


「はい」


「ヘカテー、ラウラ、ステラは竜氣を覚えるだけで強くなれます。まずは竜氣の体得です。そしてツクヨミは今の状態でも1対1なら負けないでしょう。ただし、2対1なら?もっと強い魔人がいたら?あなたはもっと強くなりなさい。皆を守れるほどに」


そしてミネルヴァはツクヨミ達だけを一旦城に戻した。


「まずはシャルロット」


「はい」


「あなたにはこれを渡します」


シャルロットはミネルヴァの指輪を受け取った。


「そしてステラさん、こっちに来なさい」


するとミネルヴァはステラに光の剣【クラウ・ソラス】を渡した。


「お母様!その剣は王家に受け継がれる武器の一つでは」


「そうです。ステラさん、あなたに託しましょう」


「良いのですか?」


「はい、この国で扱えるのは私だけです。修行して使いこなしてみなさい!」


「はい!」


「次はラウラさん、あなたにはコレです」


すると竜人国の紋章の入った小さな玉を受け取った。


「ねぇ、コレなぁに?」


「お母様、それも王家の秘宝では?」


「さぁ、あなたの失った腕に着けてみなさい」


するとその玉は失った右腕の肩にどんどん勝手に入り込んでいった。


「うわっ!気持ち悪いっ!!」


「1ヵ月もすれば竜の腕が生えるでしょう」


「マジィ」


「ヘカテー、これは自分の罪です。自分の力で解決しなさい。そして最後にツクヨミよ」


「はい」


「あなたは私が直々に鍛えます。この4人の修行が終わるまでは私と竜の間に来なさい」


「はい」


そしてツクヨミ以外の4人は各隊の6人と一緒に修行する事になった。


そしてツクヨミは残され、ミネルヴァと竜の間に行く。


ここは王族しか出入りの許されない場所だった。

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