第103話 行動
町から出たツクヨミとステラは、北へと道沿いに歩き出した。
「ツッキー、まずは何処に行くの?」
「俺とサクヤが育った森だ」
「へえー、何しに?」
「墓参りと言いたいが、あの人達がいる………」
「あの人達?」
「ああ、何となくだけどな」
二人は迷いの森に向かった。
◆ ◆ ◆
朝、家では少し騒ぎになっていた。
「ちょっと!ツクヨミがいないんだけど!!フィオナ知ってる?」
「知らないわよ!こっちが聞きたいわよ!!」
「メリナ、アンタまた抜けがけしてないでしょうね!」
「してません!シャルロットさんは何かご存知ですか?」
「私も全くわからないですわ。サクちゃんは?」
「………隠していても仕方が無いので正直に言います」
そしてサクヤは一昨日の出来事とツクヨミが出ていった昨日の夜の話をした。
そしてすぐにシャルロットは家を出てツクヨミを追った。
他のみんなも出ようとするが、サクヤは3人を止める。
「皆さん落ち着いて下さい。これは兄さんの望みです」
「ですか………サクヤは平気何ですか?」
「平気と言えばウソになりますが、兄さんは私たちの今の暮らしを守りたいと言って出て行きました。だから私に出来る事は兄さんを信じて無事に戻るのを待つだけです」
「シャルはどうするの?」
「私が校長に話してきます」
4人は学校に行った。
◆ ◆ ◆
シャルロットは微かに残ったツクヨミの氣を辿り走り続けた。
夜になるとようやくツクヨミとステラに追いついた。
「ハァハァ、あなた達!何やっているのですか!!」
「シャル!お前どうしてもここにいる?」
「あなたを追いかけて来たに決まってるじゃないですか!とにかく私もあなたについていきます」
「とりあえず今日はここで野宿だな。シャル、少し休んでくれ。話はあとだ。」
そして焚き火をして、夕飯の用意をする。
「所でなぜあなたがいるのですか?そもそもあなたはツっくんの何なのですか?」
「私はね〜、ツッキーのフィアンセです」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
シャルロットはショック受け、その場で腰を抜かす。
「シャル、どうした?夕飯が出来たぞ」
3人は夕飯を済ませた後、ツクヨミが2人に成り行きを説明した。
「ちょっと!あなた!!全然話が違うじゃありませんか」
「話ってなんだ?」
「フィ、フィアンセって話です」
「スゥゥゥテェェェラァァァ」
「テヘッ、許してね。一応自己紹介してくね。私はステラ、あなたと同じ立場よ」
「私はシャルロットです………」
「よろしくね、シャルちゃん」
「………はい………」
「朝になったら迷いの森に行くぞ」
「わかったわ」
そして朝になりペースを上げて向かうと、昼には迷いの森に着いた。
「よし、俺について来てくれ」
「ツッキーの実家ね!楽しみ〜」
「あなたは行った事無いのですね」
少し勝ち誇った様にステラに言う。
「そんなにツンツンしてるとツッキーに嫌われちゃうぞ〜」
「ツンツンしてません!」
「まぁまぁ、これから一緒に旅をするんだから、私の事はステラお姉さんでいいからね」
「わかりましたわ、……ス、ステラさん」
そして森の奥の家に辿り着いた。
ここから第ニ章の始まりです。
ツクヨミ達の新たなの行動を楽しみにして下さい。
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これからもご愛読してもらえる様、頑張っていきたいと思います。




