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この瞳に映るものすべて  作者: ヨシハル
102/150

第102話 学園祭…そして

朝早くにサクヤは先に学園に行った。


ツクヨミは軽く運動した後にゆっくり食事を取ってから学校に行った。


その日はいろいろあった。


午前中はいろんな人がやってきた。


ジャンヌやソフィーが来て、抱きつかれたり、フィオナとジャンヌがケンカしたり、ソフィーがひたすらケーキを食べたりしてた。


次にヘスティアやクロエにマルコが来て、散々引っ張り回された。


ヘスティアはいつも通りクロエをからかいながらもいろんな物を食べ歩いていて楽しそうだった。


そしてヴィクトーとビアンカが来て、シャルロットはいろんな所に案内した。


やっぱりお姉さん何だなと思った。


ステラもやってきた。


デートに誘われて連れ回されたが、これはこれで結構楽しくて、ずっと接客をやっていた気晴らしが出来た。


午前の最後にはミアが来て、お約束をした。


午後に入っても賑やかさは変わらず、フェリックスとジャンヌがケンカをしていてサクヤが止めに入ってた。


あの2人のケンカはサクヤでないと止められないだろう。


エミールはエミリアにイジメられていて、ヘンリーが助けている。


フィオナの歌が聴こえて来た。


とても美しい歌声でとても幸せな気分になる。


見に行くとメリナたちが踊っていた。


とても楽しそうに、とても美しい踊りだった。


少し剣舞にも似ていた。


普段なら楽しい学園祭なんだろうがツクヨミは昨日の事が気になっていた。


俺はみんなを、そしてこの生活を守りたい。


幸せに暮らしいる人がいる。


守りたい。


『この瞳に映るものすべて』


俺は守る。


そして学校を辞める事を決意した。


夜になり、学園祭も無事に終わった。


みんなが楽しんで帰っていく。


翌日、サクヤに学校を辞める事を伝える。


久々に朝からサクヤと町の外に行き、軽く訓練をした後、ツクヨミは話を切り出した。


「サクヤ」


「何ですか?」


「俺は学校を辞めるよ」


「そうですか」


「驚かないんだな」


「そんな気がしました」


「サクヤ、今の生活は楽しいか?」


「楽しいです。学校に行けた事、沢山のお友達が出来た事、そして今の家の暮らしも全てです」


「俺はお前の今の生活を守りたい!だからこの世界を見てみようと思う」


「学校は?」


「今日付けで辞めてきたよ」


「みんなに言わないのですか?」


「ああ。シャルに謝っておいてくれ。一緒に里帰り出来なくてゴメンと」


「わかりました。でもこれだけは忘れないで下さい。私は兄さんがいるから幸せなのです。必ず戻ってきて下さいね」


ツクヨミは頷き、家を離れた。


   ◆   ◆   ◆


校長室には校長のルイと元生徒会長のステラがいた。


「盗み聞きですか」


「すいません、校長先生。で、退学ですか?」


「そうですね」


「あの子の実力は卒業よりも遥か上よ」


「わかっています」


「相談なんですけど…ツクヨミは来年に私たち3年と一緒に特別卒業っていうのはどうでしょう?もちろん今日から休学扱いで」


「いくら私が校長でも私の一存で決める訳には行きません」


「その辺りは平気です」


ステラは各担任や武器専属教師から既に話を通していた。


「あなたは本当に抜かりがありませんね」


「あと一つあるのですが、私も休学します。もちろん卒業式に出れるかわかりませんが」


「わかっています」


「ありがとうございます」


そしてステラは校長室を出ていった。


   ◆   ◆   ◆


ツクヨミは町を出ようとしたら入口にステラが立っていた。


「ステラさん、こんな夜遅くに何をしているんですか?」


「あなたと一緒よ。あとステラね」


「どういう事でしょうか?」


「今から私はあなたのパートナーよ!一緒に行きましょう」


「しかし」


ステラは指をツクヨミの口に押し当てる。


「男は黙って受け入れなさい」


「…わかりました。行きましょう」


「はい」


そしてツクヨミとステラの旅が始まった。

ここまでを第一章とさせて頂きます。


短い様ですが学園生活も終わりにさせて頂きました。次話から第二章とさせて頂きます。


ツクヨミ達の今後の行動を楽しみにして下さい。


ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!


ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。

これからもご愛読してもらえる様、頑張っていきたいと思います。

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