第100話 学園祭に向けて
学園まで残り2週間になった。
ペストヴルツブリューテ学園ではジャンヌがソフィーとユーゴを捕まえてた。
「オイ!ユーゴ」
「な、なんですか」
「キルシュの学園祭に行くぞ」
「ジャンヌはようやく歩ける様になったばかりじゃないですか。学校はどうするんですか?」
「ザコしかいねぇ学校行ってもしょうがねぇだろ!ああん」
「大体何をしに行くのですか?」
「学園祭だよ!学園祭。ソフィーも行くよなぁ」
「…………行く…………面白そう…………」
「ジャンヌが学園祭に興味があるとは思いませんが…」
「今から行くから用意しろ!早くしろ!!殺すぞ!!!」
「わかりましたよ。もう〜」
ジャンヌたち3人は学校をサボってキルシュブリューテに向かった。
◆ ◆ ◆
ブルーメではクロエがヘスティアに頼んでいた。
「ヘスティア様、学校には休学届けを出したので一緒にキルシュブリューテ学園の学園祭に行ってくれませんか」
「なになに〜、ツクちゃんに会いに行くの〜」
「ち、違います。交流戦でキルシュブリューテ学園の強さを知ったので偵察です。偵察!」
「はいはい、そういう事にしておきますよ。アレスに聞いてからね」
「ありがとうございます」
「所でツクちゃんの家にはサクちゃんの他にシャルちゃんと女の子3人が住んでいるみたいよ。クロエちゃんはどうするのかな?」
「私は………学校を卒業してから考えます」
「ふ〜ん(ニヤッ)」
「変な目で見ないで下さい!」
「はいはい」
そしてヘスティア、マルコ、クロエが行く事になった。
◆ ◆ ◆
竜人族の王宮があるヒンメル王国ではヴィクトーとビアンカがミネルヴァに頼んでいた。
「お母様、キルシュブリューテ学園の学園祭を見に行って良いですか?」
「いいだろ、母さん」
「あなた達2人ではダメです!」
「お姉様は自由にしているではないですか!」
「ビアンカ、あなた達2人とは違います!シャルロットなら不安がありません。あなた達はまだ弱い!危険です」
「じゃあアンドレアに連れてってもらうよ」
「ヴィクトー、アンドレアも忙しいのですよ」
するとヴィクトーとビアンカはすぐにアンドレアの所に向かった。
「あの子達は本当に言う事を聞かないのですから…困ったものです」
そしてヴィクトーとビアンカはアンドレアを連れてキルシュブリューテに向かった。
◆ ◆ ◆
プルートとヘカテーはあれからドワーフの土地をいろいろ見てからアジトに戻る途中に人族の交流戦の話を聞いてからキルシュブリューテに寄る事にした。
「ヘカテー、何かいろいろ面白い事がおきているみたいだね」
「うん」
「ちょっとツクヨミって子を見に行きたいんだけどいいかな?」
「いいよ」
「ありがとう」
「瞳、使う?」
「時間もあるし、ゆっくり楽しみながら行こうよ」
「うん」
そしてプルートとヘカテーは学園祭の前日にツクヨミとサクヤに接触する事になる。




