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同人と商業、アマチュアとプロの差

作者: 笹葉彼方

今さら私なんぞが語るまでもなく先人達が多く語り尽くしてきているでしょうし、なんなら『小説家になろう』でも既に私の言いたいことがより分かりやすく、より読みやすく書かれて投稿されているだろうとは思うのですが、私自身が(珍しく)何か文章を書きたいという衝動に駆られているので少し書いてみようと思います。



ここ数年、アマチュア・同人活動の作品でプロ・商業デビューという流れが本当に増えているのは、この『小説家になろう』でわざわざ言うまでもないことでしょう。


職場柄、本の新刊を目にする事は多いですが「『小説家になろう』年間PV1位!」や「PV○○○万突破!!」のような煽り文の帯が巻かれた本は本当によく出てきます。

あるいは私の趣味である音楽ゲーム・リズムアクションゲームにおいても、同人音楽はもはや切り離せない存在です。

漫画でも同人活動から商業へということは多いようですが、私は漫画には疎いので下手なことは言わないでおきます。


ではアマチュアとプロ、この2つの差はどこにあるのでしょうか。

あるいは、アマチュアとプロの差はどこにあるべきなのでしょうか。

先に私の結論を言ってしまいます。


アマチュアはセンスだけで評価されることが許され、プロは一定以上のセンスはむしろ前提条件としてクオリティで評価されるものである


センスだけで評価?クオリティで評価?一体どういうことでしょう。


例えば、「プロット自体は非常に面白いが文章は下手な小説」というのは分野を越えて分かりやすい「センスは良いがクオリティが低い」の例ですね。

もう少し具体的には……私よりもわざわざこの文章を読んでいる皆さんの方が経験として豊富だと思うので割愛します。(正直に言うと、私自身はこのサイトを見はじめてからまだ一週間も経っていないのです)


音楽ならば単純に下手な演奏の他、ベタ打ち(入力した楽譜のパラメータを調整していない)も低クオリティの例になるでしょう。

具体例で言えばボーカロイド曲。特にバンド系の曲はデモテープとして聴くには良くても完成品としては聴くに耐えないボーカルばかりです。(ちなみにこれは私がボーカロイド自体が嫌いということではなく、むしろ凄い技術だと思っているからこそ生歌と同等の基準で聴いているためです。ボカロリスナーにケンカ売りたい訳ではないです)


ところで実際のところ、商業作品として再発表された作品は一定以上のクオリティを保っているのでしょうか。

割合は個人によって違うにしても、全てが高いクオリティだと言える人はいないでしょう。

もちろんこれは作者だけに責任があるわけではなく、商業化を働きかけた周囲の関係者にも責任があります。あるいは、言い方は悪いですが、クオリティが低くても認めてしまうような低レベルな消費者も原因の一端かもしれません。


なんかそろそろ飽きて投げ出しそうなので唐突かつ無理矢理ですが締めたいと思います。


商業として作品を出すなら商品として一定のクオリティを保つべきである。それは作者だけではなく周囲の関係者の責任であり、消費者もきちんと評価を考えるべきである。

そうあって欲しいと願っています。

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