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居候  作者: KMY
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最終話  明日

「まさか・・・、公園で死んでいたなんで、とでも信じられません。」

 喪主の治の母、零時醇子れいじじゅんこは、治の葬式で、挨拶をする。その葬式には、坂本刑事、岡田檸檬も参列していた。

 廃材置き場で見つかった二人の遺体の片方も、治の愛人ハルスと見られ、ついてに悼む事になった。

「まさか、ハルスが死んじゃうなんで・・・。」

檸檬は、十数人の参列者の中で、涙を流し、それから廻ってきた焼香をやる。

「ううっ・・・。」

檸檬は、涙を流す。


 一方、飲食店では、一人の男性と一人の女性が向かい合って座っていた。二人とも初老だった。

「まさか、あのメールの送り手があんただったなんで・・・。」

「しかも私がかくまっていた少女が私の子だったとは・・・。」

二人とも驚いた表情だった。女性が言った。

「とにかく、仲直りをしましょう。」

「そうですね。」

と、かつてはてな博士と呼ばれていた男性は、言った。それから、二人はお互いの唇に、キスをする。


 一方、治のいたクラスでは、治とハルスの机に花が飾られた。

「皆さんで二人の死を悼みましょう・・・。」

と、葛飾先生がもっともらしく言い過ぎで、生徒達は大笑いした。

「こら!」

と、葛飾先生は一喝する。

「笑うな!人の死を笑うとは何事だ!・・・それから警察から教育委員会に連絡があったようで、社会の先生が変わる。」

先生がそう言うと、生徒達は嬉しそうな顔でお互いを見る。

「では、早速だが1時間目社会だ。挨拶を忘れないようにな。」

と、葛飾先生は言い、朝のHRを終わらせて教室を出るのと同時に、生徒達にとって初目の社会の先生が入る。その先生は教壇に立つと、言った。

「拙者は柴田諸人しばたもろびとでござる。さて、今も続いている江戸幕府について・・・。」

この最初のセリフを聞き、生徒達は一斉にため息をついた。やれやれ、大日本帝国の次は江戸幕府かよ。あきれ顔でお互いを見合わせる。

「では授業を続ける。その前に聞くのだが、今の将軍は誰かな。はい、そこ。」

と羽生かおるが当てられ、彼女はあきれて立って言った。

「はい、今上天皇です。」

「いいや、徳川平成ではないか。」

「あの・・・、それはちょっとやりすぎでは・・・。」

「黙れ。それ以上言うと打ち首だ。」

「は、はい・・・。」

あきれて、かおるは座る。





 別れ  作詞:KMY




緑の野原を走ったかの日

走り続ける いつまでも

どちらかが追いつかれるまで

どちらかが追いつくまで


朝日をあびて

君はいつも笑っていた

その笑顔を もう一度見せて

君が笑うまで笑わせる


森の中でかくれんぼ

君も僕もいつも笑っておいかけた

どちらかが見つかるまで

どちらかが見つけるまで


君は 僕の大切な人

あなたは 私の大切な人


ある年の春

その別れは無情にも

絶対手紙を書くからね

と 誓ったかの日


ああ

その手紙 滞っています

ああ 昔とは空しき

新しい彼女


ああ

その手紙 滞っています

ああ 昔とは空しき

新しい彼


二人

いつまでも

いつまでも いつまでも

別れてまた出会い

そして非情にも別れは








居候 完

なんか「明日」ってささやかなわりには

実際の明日なんです。はい。

実際でごめんなさい。

しかも最後の詩も適当に書きました。

適当なんです。はい。

空しいですよ、中学生の恋を。

中学生の時、愛し合って、

無理でもいつまでも愛し合いたいのならば、

心中しましょう、とか言ってませんからね、絶対。(オイ


とりあえず、これで居候が完結しました。

最後の2話はちょっと短かったのですが、

王子では、これは長いほうとして定義します。

居候では、1話3000程度でしたが、

王子では、1話1000〜1500あたりです。

動機は、ちょっとずつでも進められるよう。

特に僕は打つの速いので、隙間時間にあっというまに書ける範囲ですので。

それに読者も少しずつ続きが読めますしw

あ、でも重いパソコンで見ている方は

ちょっとご容赦くださいな^^;


この居候は、

僕が今まで書いた小説の中で、

一番長いんです。はい。

自己ベストです。はい。

ただたらたらと書いているたけなのですか。(笑)


次回作の王子ですが、

小説名に「王子」と入れて検索してください^^;

公開は今週中を予定していますが、

週末っぽいです^^;

まあ・・・、来週なら絶対にありますので

来週引っかかる確率は100%ですw


小説家になろう検索では、検索欄に「王子」と入れて、

チェックのところを「作品名」以外全部外して、

詳細条件指定のシャンルに「ファンタジー」を選んだら

確実に分かりやすいかと。

ちなみに今これでひっかかっているのは1つだけですw


王子は、ファンタジーで投稿する予定です。

期待しないてくださいね。

でわ、まだ王子で会いましょう。

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門前
居候をリメイクして新しく書き直した小説です。
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