モンスター図鑑3
【モンスター図鑑】:オアヘッジホッグ
体長25cmくらいのハリネズミ型のモンスター。
背中には金属光沢のする棘がお尻に向けて生えている。背中の針は食べる金属により色や光沢が変化する。鉄鉱石が大好物のため基本的には赤茶色の針をしている。生息地によっては銅や錫なども食すため針の色味が変わってくる。しかし食べ物で針の硬度などは変化ないらしい。
臆病な性格のため自ら襲ってくることはなく、人が近づくと丸まってやり過ごそうとする。必要以上に刺激すると反撃として針を飛ばしてくるため注意が必要。
山岳部や洞窟によく生息しており、オアヘッジホッグが食事のために採掘するせいで落石などの原因になったりしている。
手懐けるた個体に鉱石を食べさせるとたまに針が抜け落ちて新しいものが生えてくる。
【オアヘッジホッグの針:鉄を含んだ針、裁縫針として重宝されている】
【モンスター図鑑】:ネットスパイダー
全長1.5mほどの巨大な蜘蛛型モンスター。
全身は黒く、胴からは長い脚が8本伸びている。大きな赤い瞳が8つあり、顔からは短く鋭い狭角が牙のように生えている。蜘蛛恐怖症への配慮なのか体に対して大きな瞳をしているため少し可愛さがある。
森林部に生息しており、基本的には木の上を渡りながら徘徊している。獲物を見つけると静かに木から降りてきて、腹部から網状の白い糸を噴出し捕らえる。粘着性が高く、一度絡み付くとなかなか抜け出すことが出来ない。移動の際は捕獲用の糸とは違い、頑丈な糸を使って移動する。
腹部からとれる2種類の糸はそれぞれ用途が多岐にわたり使用されている。特に硬化糸から作る布は手触りが良く人気が高い。
【ネットスパイダー粘着糸:ネットスパイダーの出す糸。接着剤としてよく使われている。】
【ネットスパイダー硬化糸:ネットスパイダーの出す糸。強度が高く色んな用途に使用される。】
【モンスター図鑑】:ミストオウル
全長は大体50cmほどの梟型のモンスター。
透き通るような白く光沢のある羽根に包まれており、少し神々しささえある。光に当たると曇りガラスのようなくすんだ半透明になり、霧の中だと迷彩色になり姿を消す。羽根の中には黒めの色が混じっておりまだら模様になっている。頭には2本の羽角が飛び出ており、顔にはまんまるの大きな目が特徴的である。触った感触はふわっとした手触りでマニアの間では人気が高い。
湿度の高い地域に生息し、霧の発生する場所を好む。霧の中に紛れて襲ってくるため、周辺の住人たちは霧の暗殺者として恐れている。
知能が高いため魔法を得意とし、仲間との連携を取って狩りを行うこともある。
【ミストオウルの羽根:白く光沢のある羽根。装備や矢じりなどに使える。】
【モンスター図鑑】:ロックゴーレム
全長3mほどの岩でできた岩の人形。
ゴーレムコアを中心に周囲の岩を操り身体を生成する。普段は岩の中にコアを紛れ込ませ潜んでいる。生物が近づくと起動し、動くものを攻撃する。ロックゴーレム自体は生物ではなく、古代の人々によって作成された物らしいが今は技術が途絶えているため製作も制御も不能になっている。何のために作られたのか誰が作ったのかも不明だが、倒すとコアを落とし言うことを聞くようになる。
岩で出来た人形のため打撃と水魔法に弱いが、逆に斬撃と火魔法には強い。生物ではないため無酸素状態でも稼働できると言われており、危険な場所での探索などに用いられることもある。
【ロックゴーレムコア:岩を素材にしてロックゴーレムを召喚できる。素材の量で性能が変化する】
【モンスター図鑑】:ラバコダイル
全長は4m以上ある鰐型のモンスター。
全身を赤から黒へのグラデーションがきれいな鱗に覆われており、間からは変わらずオレンジ色の光が出ている。体の半分以上は巨大な尻尾が占めており、口からは大きな歯が剥き出していている。顔には大きな黄色い目があるがほとんど見えていない。
高熱に耐性があり、溶岩の中でも泳ぎ回ることができる。むしろ寒さに弱く
、体温が下がりすぎると動けなくなってしまう。火炎石を主に食べており、奪いに来る者には容赦なく襲ってくる。
皮の耐火性が高く、また火魔法とも親和性が高いため冒険者たちに人気が高い。
【ラバコダイルの皮:火属性に耐性のあるラバコダイルの皮】
|ω・) 久々の本編です
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