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50 昇格試験その2


昨日あんなにゲームで疲れたのにバイト終わりにすぐ自室でログインする辺り、私はとっくにゲーマーになってしまったんだろうか。いつものログインメニューから速攻でログインするのももう慣れてしまった。だけど未だに最初に風景が変わるときの浮遊感には慣れないかもしれない。


白い空間が歪み高速で光が流れて風景が見覚えのある物に変わっていった。無事ログインできてラヘルの町の真ん中へ降り立つ。


今日の予定はいくつかあるけど、まずは町で済ませられることから進めていこうと思う。まずはギルドにクエストの報告をしに行こう。


ギルドのカウンターで報告の手続きを済ませる。


「おめでとうございます、貢献度が一定に達したため冒険者ランク3の昇格試験を受けることができるようになりました。」


昨日ユウさん達が教えてくれたけど、やっぱり昇格試験を受けるための条件を満たしたようだった。先に色々聞いちゃったけど、改めてパネルで内容を確認する。


《ロックゴーレムの討伐》

・依頼人:鉱山の現場監督

・依頼内容:鉱山の開発をしていたら、大きい空洞に当たっちまった。中にはロックゴーレムが鎮座していて作業が中断している。誰か排除をして欲しい。

※推奨レベル10


うんうん、聞いてた通りの内容だった。場所としては前に行った鉱山をさらに奥に進んだところにいるらしい。ま、迷ってもゲーム内ガイドを活用すればいいから大丈夫だろう。

その後はギルドの訓練所で空いたスキル枠の候補をいくつか試してみたりした。おすすめされたものをいくつか試してみたけど結局は決めかねたので結局保留された。


あとは道具屋で拾ったアイテムを売却した。モカさんの牛乳がいい値で売れたのはちょっとした小遣いになって嬉しかった。あとはいくつかお買い物をする。


町でのやりたいことは終わったしその足でそのまま町を出た。さて、まずやりたいことは決まっている。ウサ吉を出してすぐに抱きつく。そうやりたいことは、もふもふ成分の補給だ。んー。この感触、この匂い、たまらん。町を出てすぐのとこで散々もふりちらかしたせいで他のプレイヤーに変な目で見られてしまったが気にしないことにする。あ、ついでにカスミも出して顔を埋めてみる。昨日ユウさんがやってて羨ましかったが、今日は独り占めだ。うん、この柔らかさも乙ですな。そんなことをやっていたら他のみんなも触りたくなって結局全員出して撫で撫でもふもふしてしまった。



と、もふもふ成分を回復して今はモカさんの荷車に乗っている。早速依頼をこなしに移動中である。道中は結界のお陰で安全だし、行き先伝えればちゃんと運んでくれるし、至れり尽くせりである。もう戦闘も全部やってくれたりしないだろうか。でも現状半分以上は戦闘任せてる気がする、怠惰なもふもふ生活に向けて頑張れ私。

そんな馬鹿なことを妄想してたら鉱山の中に入った。ここからは荷車を降りて一応徒歩で歩く。探知を発動して、さっき買ったランプで灯りを確保しながら進む。流石に坑道の中は道が別れており迷いそうなのでガイドを設定した。暗い道を半透明な矢印に従い進んでいく。道中であったオアヘッジホッグはレイとカスミが倒してくれて楽々進む。途中の採掘ポイントではちゃんとマルに掘ってもらって荷車に積む。仲間が増えてできることが増えていくのはテイマーの醍醐味なんだろうな。と、ゲーム内の成長を感じながらフィールドボスの前にたどり着いた。さてさて、挑戦してみますか。

|ω・) ひとり語り多くてすまんな、来週はバトルじゃよ

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更新は毎週火曜と金曜を予定してます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 全ての作品と更新に感謝を込めて、この話数分を既読しました、ご縁がありましたらまた会いましょう。(意訳◇更新ありがとな、また読みに来たぜ、じゃあな!)
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