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43 クラン名


「次の冒険者様、どうぞー。」


ギルドの受付さんから声がかかった。どうしよう、まだ何も決めてないんだけど。もうこうなったらどうとでもなれ。


「クランの申請に来ました。」


「はい、冒険者カードを確認いたしますので提示ください。」


言われた通りにカードを提出し、受付のお姉さんはカードを確認するとすぐに返してくれた。


「こちらが申請書になります、必要項目の記入をお願いします。」


そう言って眼の前には見慣れた半透明なパネルが表示された。上からクラン名、クランの活動目的、他にもクランへの入団申請を募集するのかなど様々な項目があった。とりあえずは公にするようなクランでもないので募集等の項目を変更しておく。あとは名前と活動目的だけどどうしようかなー。ま、成るように成れってことでのりと勢いで入力を進めていった。


《クラン名:もふもふファーム》

《クラン紹介:自由気ままに冒険してます。》


「ユウさん、これでいいかな?」


書き終わった物をユウさんに見せて確認してもらう。


「ん…。いいと思うよ…。」


了承を得たのでそのまま申請を確定させて申請した。


《クラン:もふもふファームのリーダーになりました》


システムメッセージが出てきた、これで完了のようだ。

完全に自分の趣味全開のクラン名だけどルリさんは許してくれるだろうか。ま、あとで聞いてみてダメならその時に考えよう。

ちなみに後で知ったことなのだけど、一度申請を出してしまえば後でいつでもクラン名など編集できるらしい。なんだか焦って考えて損した気分になった。


「それでユウさん、お二人をクランに招待するにはどうすればいいんですか?」


「ステータス画面にクランのタブが追加されているはず…。」


うんうん、なるほど。言われたとおりにステータス画面を開いた。お、あったあった。これをこうしてこうでいいのかな?

クランのタブから招待を選び、フレンド欄から二人を選んで招待状を送った。


「うん…。入団できたっぽい…。」


クランのメンバー一覧にユウさんの名前が並んだ。これでちゃんと入団できたようだ。そうこうしているうちにルリさんもメンバーの欄に名前が並んだ。


「あ、ついでにクエストの報告をしなきゃ。」


受付のお姉さんについでに依頼の報告を済ませて報酬をもらった。あといくつか残っているので忘れずこなしていこう。


「よし、じゃぁ一旦鍛冶場へ帰りましょうか。」


ユウさんにそう提案してギルドを後にして鍛冶場まで帰ってきた。


「ただいま戻りました。」

「ただいま…。」


「おかえりなさ~い。アカリさん、クラン入ったわよ~。」


「ええ、確認しました。これからお願いします。」


「にしても名前が直球で笑ったわ~。名前に負けないようにこれからもモンスター増やさないとだね~。それと新武器の作成が終わったから試し打ちしに今から行きましょう~。」


ニコッと笑いながら銃を構えるルリさんの提案に乗ることにした。


「行きたいとこはあるかしら~?」


「そうですね、昨日ミストオウルのテイムをしに行ったんですけど出来なかったんですよね。あとは反対側の森にもまだ行ってないのでそっちも気になってます。ユウさんは?」


「んー…、どこでもいいかな…。」


「じゃあ~、ちょっと南側の森に私は用事があるのでそっちに行きましょうか~?それとできればモカさんを貸してくれるとありがたいのだけど~。」


ルリさんの提案によってまだ行ったことのないほうの南側の森へ行くことになった。ルリさんは少し準備があるらしく、その場で一旦パーティーを組んでユウさんと二人で町の先へ向かった。

|ω・) 乾燥でかさかさ

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