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119 同盟


「さて、まずは我がクランハウスの建築に助力いただいてありがとう。」


「えいえい〜、お代はちゃんともらってますので〜。」


「アカリも荷運びしてもらって助かった。うちの団員全員で往復しても運べない量を長距離輸送してもらって大変助かった。」


「いえいえ、時間があったので手伝いを受けたまでです。」


「さてと、礼はこれくらいにして本題の話だが、よかったらうちのクランと同盟を組んではくれないだろうか?」


「同盟?ってなんです?」


「同盟ってのはね〜、クラン同士で協力関係になるって感じなんだけど。メリットとしては〜、クラン間での拠点同士の移動することが出来るようになるわね〜。例えば今ここで同盟手続きをすれば、このクランハウスに置いてある転移魔法の魔導装置から私達のクランハウスまで移動したりって感じね〜。あとはアイテムのやり取りに本来は値段をつけて売買する手続きをするところを、譲渡って形で無料のやり取りが出来るわね〜。それに伴って納品箱とってのを設置したらお互いの箱と繋がって移動しなくてもやり取り出来るわ〜。他にもいろいろあるんだけど、とりあえずこんなところね〜。」


なるほど、転移先として使えるようになるのと、アイテム取引をしやすくなるのか。


「そう言うことだ、それでこちらとしてはそちら側の探索を進めたいのと。そちらで使ってる食材または料理を定期的に頂けたらと思っている。もちろん、ただでとは言わない。お返しに、私達がダンジョンなどで手に入れたアイテム類の提供をしよう。これでどうかな?」


「食材や料理は余ってるからいいんですけど、ルリさん的にはどうです?」


「そうね〜、1つ条件をいいかしら?ダンジョン産のアイテムの強化や改造したものをそちらに提供してもいいんだけど〜、その時は手数料をもらうわね〜。」


「それはもちろんだ。むしろそこまでやってくれるならこちらもありがたい。」


「じゃ〜、お互いクランハウスの入口付近に取引用の納品箱を設置すると言うことで。私が手を加えたものや、別途販売したいものは同じく入口付近に売買用のショーケースを設置しておくから見に来て買うってことで〜。」


ふむふむ、提供品と別で売買は直接来てもらって買取を行ってもらうと。


「ああ、こちらも売買したい物があれば同じようにしよう。提供して欲しいもののリストは毎週月曜日にでも納品箱でやり取りをしようか。」


「ええ〜、そう言うことでオッケーよ〜。」


「アカリくんから何か質問とかはあるかい?」


「えーっと、よかったらこの辺のダンジョンの中のこととかモンスターの分布とかって教えてもらえ…ませんよね?」


「いや、構わないよ。もともと情報独占はしないたちでね、掲示板とかに流してる情報で良ければいくらでも提供しよう。あとはそうだねー、攻略に人手が欲しいときはうちから出すようにしよう。そちらは少数クランって聞いてるからな。」


「助かります!私からは他に特にないです。」


「じゃ、これで成立ってことで。今アカリくんに申請を送るから承諾してくれ。」


そう言ってゼノビアはメニューウィンドウを操作しだした。すぐに私の方に通知が来た。


《ルインズ盗賊団から同盟申請が来ています。了承しますか?》


迷わず《YES》のボタンを押して無事同盟になった。


「じゃ今後ともよろしく。」


「はい、お願いします!!」


再度手を伸ばし握手を交わす。


「それじゃ〜、私は一旦帰るけどアカリさんはどうする?」


「そうですね、私も置いてきた仲間たちを一旦取りに帰りたいので一緒します。」


「それじゃ今日のところこれで解散としよう。」


そうして私達は二人に見送られながら転移魔法で帰還していった。

|ω・) 生きてたらまた来週

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