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現実と妄想の狭間で

幸福

作者: 西園寺 悠里
掲載日:2012/01/26

流血表現はありませんが、少しだけ、作者が狂っています。

苦手な方はブラウザバック推奨。

“バキッ”

私の手元では、鉛筆が真っ二つに折れている。

今週で既に10回は折っただろう。

「また、折っちゃった……」

誰もいない部屋に一人呟くと、折った鉛筆を削って筆箱にしまう。

使って、折って、削って……繰り返すうちに鉛筆は短くなる。

それでも折れるなんて、自分自身が恐ろしい。

「ハァ……」

思わず、溜め息をつく。

分かっているのだ。

鉛筆が折れる理由なんて。

そんな時に、耳に入れたイアフォンから私の好きな声が聞こえてくる。

――――――――――全てはまた輪廻のもとに――――――――――

ねぇ、もし貴方の言う通り、輪廻転生をするのなら、

何処かの世界で私は貴方に会う事は出来るのでしょうか?

私が鉛筆を折る理由―――――それは恋煩いと嫉妬。

決して、アーティストに叶わない恋をしているとか云う訳ではない。

実際はもっと深刻だ。

私が好きなのは、世界には存在し得ない………アニメのキャラクターなのだから。

そして私は、漫画の中で、液晶の中で、彼の隣にいる女性キャラクターに嫉妬する。

隣で微笑んでいるのが。

彼に心配されるのが。

彼に可愛いと言われるのが。

全てが羨ましくて、全てが妬ましくて、全てを壊したい程憎い。

彼女達を壊してしまえば、貴方は私を見てくれる?

その綺麗な瞳で、私を睨んで壊してくれる?

そんな終わり方も良いのかもしれない。

そう思っている私は、狂っていて、病んでいて、でもきっと世界で一番の幸せ者。


――――――――幸福

(だって、それだけ彼を愛せてるって事でしょう? 

液晶の向こうだなんて関係ないわ)


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