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黎明の空  作者: 綴樹
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序章

初めての投稿ですので色々読みづらい点があるかもしれませんが精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。




「あの人の側に行きたい。」




それは母親違いの妹が残した最後の言葉。




妹は絶大な力を持っていた。

聖なる光。

王族たちもが跪き、その力を欲するほどに。

稀代の聖女。

人々を救わんと立ち上がり、病に倒れた人々を癒す人々の救世主。

魔術師の最上たる魔力。

美しい容姿、可愛らしい性格、誰からも愛された妹は、恋をしてから変わってしまった。





彼女は妖魔族に恋をした。

それも、この世に5人しかいない最上級の妖魔族を。



人とは違うその美貌。

自分を歯牙にもかけぬその傲慢。

生き物の血を糧とする人ならざるもの。



一度血を吸われそうになった時自らその身を投げ出すほどに。

彼女はただただ恋焦がれた。

その有様は狂気でありながら何処までも美しく。

かの一族の如く周りを魅了した。



狂ったまま、妹は亡くなった。




人々や王侯貴族たちは彼女を責めなかった。

それらの念ははまさしく放置していた家族に向けられ。

その狂気は親類をも巻き込み、両親や弟妹は次々と病み。

行方不明になるものも現れ。

さらに混沌は彼女に懸想していた男性たち、友人たちも巻き込んだ。


私もまた妹に魅入られた一人だった。



ひたすら妬み、憎み、それでも私を慕ってくれた唯一の「妹」だったから・・・。



序章です。

シリアスなのはきっとここだけかもしれません・・・。

よろしくお願いいたします。

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