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第34話:ニセ近藤勇

京の街に近藤勇を騙って乱暴狼藉を働く偽物が現れた。本物の近藤は「僕の評判が落ちる!」と大慌てで犯人探しに乗り出した。だが、内心では「……偽物が出るなんて僕も有名になったんだなぁ」と少しだけ鼻を高くしていた。

ついに路地裏で偽近藤を追い詰めたが偽物は、なかなかの面構えで周囲を威嚇していた。しかし、本物の近藤が「こら、待ちなさい!」と目の前に飛び出した瞬間、事態は急変した。

本物の近藤の度重なるストレスと恐怖でより一層険しくなり、もはや人知を超えた地殻変動のような岩石顔を間近で見た偽物は、あまりの恐怖に腰を抜かしたのだ。

「……ひ、ひいいっ! すみませんでした! 偽物の私が言うのもなんですがそんなに恐ろしい顔、人間に出せるわけがありません! 本物の凄みを舐めていました!」

偽物は、自分の変装がいかに浅はかだったかを悟り泣きながら自首した。

土方は、呆然とする近藤の横で集まった野次馬に言い放った。

「見たか。これがうちの局長の本物の面構えだ。悪党はツラを見ただけで改心しちまうのさ」

近藤は褒められているのか貶されているのか分からず、「……やっぱり、僕の顔って化け物レベルなのかな」と再び深い悩みの中に沈んでいくのであった。

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