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第30話:伊東一派との敵対

離脱した伊東一派への潜入任務を終えた斎藤一が彼らの拠点を特定して合流した。暗闇の中、敵陣を包囲する新選組。近藤はここしばらくの緊張と恐怖により、夕食を食べるのを完全に忘れていた。

「お腹が空いたなぁ、トシの顔が美味しそうな唐揚げに見えてきた……」

静寂に包まれた現場に、グーーという腹の音。近藤の腹の底から雷鳴のような空腹の音が低く響き渡った。

横にいた斎藤は、その音を聞いた瞬間に目を鋭く光らせた。

「今だ、局長が内側から発した重低音の号令。潜入先で聞いたどの策謀よりも、この咆哮こそが真実の突入合図だ!」

斎藤は一切の迷いなく刀を抜き「合図は出た、突っ込め!」と隊士たちを鼓舞し電光石火の勢いで屋敷へ斬り込んだ。

近藤は「えっ合図、僕何も言ってないよ」と慌てて後を追ったが斎藤たちの猛攻により敵は壊滅した。

返り血を浴びた斎藤は、呆然とする近藤の前で膝をつき心酔した表情で報告した。

「恐れ入りました、局長。潜入から戻った私を言葉ではなく魂の唸りで迎えてくださるとは」

近藤は空腹で目が回りながら「早く唐揚げが食べたいぁ」と余計な心配を始めるのであった。

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