サバイバル ~兄弟達よ俺と生き残れ!~
俺は絶対に生き残ってみせる!
※「第7回小説家になろうラジオ大賞」応募作品です
バンッ!!
こんな激しい音と衝撃の後、俺は目が覚めた。
そして真っ暗で何も見えないが、感じた。
近くに俺と長い付き合いの兄弟のような仲間が沢山いる事を。
だが、あの音と衝撃を発した危険な奴も近くにいる事も感じた。
「急げ兄弟達! ここは危険だ! 助かりたくば散り散りになって逃げろ!!」
だから俺は叫んだ。
すると、俺の声を聞いた兄弟達は皆そうやって逃げた。
バンッ! ダンッ! バンッバンッ!!
だが、またあの音と衝撃が激しさを増して俺達を襲ってきた。
くそっ! 兄弟、やられちまったか!?
俺達に今、他の兄弟の死を嘆いている暇はない。
生き残るためには全速力で逃げるのみ!
涙を堪えた俺と生き残った兄弟達は散り散りになって逃げ隠れた。
ある奴は細い壁の隙間に、ある奴は低い天井の所に、そして俺は物陰に隠れて息を潜めた。
シューーーー!
すると、今度はこんな音が聞えてきた。
まずい、これは毒ガスだ!
俺がそれを察した時には遅かった。
また兄弟達がやられちまって、ひっくり返って動いていない。
あとどれだけの兄弟が生き残っている?
プシュッーーー!
俺がそう思っていたら、また危険な音が聞えた。
だが、今度は毒ガスではない。兄弟が氷漬けになっていた。
相手はどれだけ強力な武器を持ってやがる。
俺は生き残る事は出来るのか?
いや、無理だろう。
俺があきらめた時だった。
今度は白い煙が襲ってきた。
だが、その煙を見た時には俺はまた逃げていたのだ。
まだ、俺は生きたい。
俺は絶対に生き残ってみせる!
儚く散っていった兄弟達のためにも!
そう思って逃げていた俺の腹が空いてきた。
やっぱりまだ俺は生きたいんだ!
そう実感すると、どこからかいい匂いがしてきた。
そして、その匂いにつられた俺がそこに行くと、何とまだ生き残っていた兄弟がいた。
「おぉっ!? 兄弟、生きてたのか!」
だが、その兄弟との再会に感動していた俺の前でその兄弟は苦しみだしたのだ。
「兄弟どうした!?」
そして、俺が近付いた時にはその兄弟は事切れていた。
あのいい匂いがする物に毒が入ってたのか……。
くそっ! どれだけ命を奪えば気がすむんだ!!
悔しさで、カサカサ振るえている俺の耳にこんな声が聞こえてきた。
「んっもうっ! Gの奴、どんだけいんのよ!!」
最初にやった奴が死んだ後に卵を生んじゃったから大変だよ!!
でぇーもっ、全部やっつけてやるんだから!!」
あいつはまだ俺を殺す気だ。
だが、殺される前に俺は逃げる。
生き残るために!」
まずはここまでお付き合いくださり、ありがとうございました!
…えぇっとですね、1か月前程、我が家に3年ぶりぐらいにGが出たらしいんですわ!
しかも巨大G!? ひえぇぇ!!
それを私、紅pの家の猫さん達が追い掛けてたらしいのですね…。
もし、私がその現場を見てたら、
「ノォーーーーーーー!!」って、断末魔の叫びを披露していた事でしょう!
それと、昔 昔の知り合いがですね言ってたんですけど…。
その方が住んでいたアパートの隣の方が何やら怪しげな植物を育ててたらしいのですね。
んで、そこから大量のGが発生!?
からの、その方のお部屋に大量のGが侵入したとか…(汗)
それを思い出して完成したのが本作です。
今は冬ですが、いずれ奴等も出てくる事でしょう…。
それに、いくら自分の家を綺麗にしてても、お隣さんがねぇ? ふふふ…。
『バンッ! ダンッ! バンッバンッ!!』
もし、こんな激しい音がお隣さんから聞えたら皆様、どうぞご注意を! 紅pでした☆




