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第33話『覚醒の瞬間』
夜の街の中心。波紋の激しい揺れの中、カイは未来音に耳を澄ませる。
「全方位…危険極大」
リョウが息を荒げ、隣で叫ぶ。
「カイ、これ…やばいぞ!」
カイは拳を握り、深呼吸をする。胸の奥で、守るべき仲間と街の人々を思い浮かべる。
その瞬間、未来音が強く響く。「全ての動き…完全把握可能」
視界がスローになる。倒れそうな人々、転がる障害物、仲間の動き。カイは一瞬で全てを把握し、瞬間的に最適な行動を選ぶ。
「これなら…守れる!」決意と自信が声に宿る。
リョウは目を見開く。
「お、お前…ついに完全覚醒か?」
ユナも冷静に観察する。
「やっと本領発揮ね…でも油断は禁物」
章末、遠くで黒瀬の影が微かに笑う。
「覚醒か…さて、波紋はどう広がるか楽しみだ」
カイは握り拳を固め、仲間と共にさらなる波紋の核心へと足を踏み入れた。




