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第17話『痛みの連鎖』

校庭の混乱はさらに拡大していた。倒れた自転車や飛び散る砂埃の中、リョウが足をひねり、倒れそうになる。


**「危ない…!」**未来音が鋭く響く。


カイは瞬時に駆け寄り、リョウの体を支える。

「大丈夫か?」


リョウは苦痛で顔を歪める。

「足が…痛い、でも俺は…」


カイは握り拳を固める。守るべき仲間を前に、迷いはなかった。

「無理するな!絶対に守る!」


心理描写:痛みを前にしても仲間を守ろうとする責任感が、カイの全力行動を支える。恐怖と焦燥が心を揺らすが、それ以上に友情の力が上回る。


未来音が囁く。「左、右、後方…危険拡大!」


カイはリョウを抱えて安全地帯へ移動させ、さらに仲間を守るため走り続ける。


ユナが低く声をかける。

「覚悟はできているわね…でも油断は禁物」


章末、遠くで黒瀬の影が静かに笑う。

「痛みを知る者ほど、未来を揺さぶる…次が本番だ」


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