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第15話『初めての覚醒』

夜の校庭。街灯が揺らめき、微かに異変の気配が広がっていた。カイは未来音に耳を澄ませる。


「危険…急激に増大」


リョウが横で息を整えながら言う。

「やっぱり…普通じゃないな」


カイは拳を握り、深く呼吸を整える。守るべき仲間の命、そして街の安全。小さな能力しかなかった自分に、今こそ変化が必要だ。


その瞬間、未来音が強く響く。「全方位…危険拡大」


カイの視界が微かに揺れ、世界のわずかな先の動きが見えた。倒れそうな人、転がる障害物、仲間の動き…瞬間的にすべてが把握できる。


「これなら…守れる!」カイの声に、自信と決意が混ざる。


リョウが目を見開く。

「お、お前…覚醒したのか?」


ユナは少し距離を取り、冷静に観察する。

「やっと本領発揮ね」


章末、黒瀬の低い声が遠くで響く。

「動き出したか…面白くなってきた」



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