表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

禁呪

掲載日:2025/11/12

400字以内のショートショートです。

暖かな春の日差しを受け、入学式を終えた僕は晴れて大学生になった。

学部の講義、サークル活動、少し早いけど、ちょっとだけお酒も飲み、帰宅が夜遅くなっても父は何も言わなかった。

けど、母は違った。

「ちょっとあんた、夕飯食べてくるなら食べてくるで、ちゃんと言いや!」

「そんな夜更かしして!もうお母さん寝るよ!」

なぜ母親は寝るときに一方的に寝ることを宣言するのか?

そんな過干渉な母と僕の間に言い争いが増え、ついに僕が

「いい加減、子離れしなよ!」

と言うと、母は目に涙を溜めて部屋から出ていった。

少し言い過ぎたかなと心配していたら、母は父の若い頃のギターを抱えて戻ってきた。

そして、目に涙を溜めたまま、母はギターをかき鳴らし、大声で歌い出した。

「絶対零度の右手ぇー、封じられた記憶ぅー♪」

母の手には、僕の中2の頃のノートが握られていた。

いや、ちょ、喧嘩したけど、

それは禁呪やろ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ