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ふたりの娘

彼氏にふられたのがショックで落ち込んでいたら、道にある張り紙がしてあった。

『アルバイト募集、子育て』

ショックで仕事も辞めて職がないから働こうとも思った。

「働きませんか?」

いきなり貼り紙をみている後ろから声をかけられ、びっくりした。

振り向くと、背はそんなに高くはないが、筋肉もりもりの男性が立っていた。目が透き通るように綺麗だった。その男性は言った。

「僕はナッツと言います。良かったら仕事の詳細を説明しますので、こちらへ」

ナッツという男性に案内され、奥の店舗に入った。

誰もいなかった。いつもは警戒するのだが、彼氏にふられやけになっているため、知らない男性と2人きりになり、知らない店舗に入ってしまった。


ちょっと内密なバイトらしく、独身であるか、秘密を守れるかを確認された。

私はもうどうでも良くなっていたため、自分の名前だったり、住所だったり、スマホの電話番号など、個人情報を紙に書いた。


私の名前は素焼豆子(もとやきまめこ)31歳。友達の紹介で2年位付き合っていた彼氏とそろそろ結婚かな?となっていた所だった。

しかし、彼氏が他の女性のことを好きになってしまい、別れて欲しいと言われたのだった。私は泣く泣く別れるしかなくなった。周りからもそろそろ結婚かね?と言われていたため、期待していたのに残念だった。


「実はあるワケアリの子供達を預かって欲しいのです。期間はきっかり20年。周りには豆子さんの養子ということにして欲しいのです。」

ナッツはそう言った。私はすかさず、

「私1人で育てるのは無理です。」そう、きっぱり答えた。子供は好きだが20年間も1人でなんて無理だ。

「僕も一緒に育てます。僕の方で経済的なことや、病院や学校の機関など用意します。」

えっ?

疑似夫婦、疑似親子?


私はこの前偶然、元彼と女性が2人で楽しそうに歩いているのを見てしまい、言い様のないつらさを感じていた。

それらを思い出し、もう何でも良いからやってしまおうと思ったのだ。

「わかりました。子育てアルバイトをします。」

ナッツと名乗っている男性がちょっと素敵だったというのもある。彼と話をしていると、昔から豆子がぼんやりと思い描いていた好みのタイプの男性そのものだったのだ。

現金なもので、豆子は、さっきまで切ない気持ちでいたはずの元彼に対する思いや彼の存在などすっかりどこかへ追いやられてしまっていた。もともとあっさりしたタイプであったが。

元彼が、豆子と相性というか、縁がなかったのかもしれない。ライバルの女性が現れずに多分結婚していたとしても、大きな喜びもなく、あんまり楽しくなかったのかもしれない。つまり、別れて良かったのだ。


「では、交渉成立ですね、一緒にきて下さい。子供を選びに行きます。」

とナッツは怪しい笑みをうかべ、そう言った。

ナッツが手をかざすと、そこに穴があき、異空間へ繋がった。


そこは、自然が豊かな森というか、木々が多い場所だった。

少し進むとこじんまりとした古びた洋館が一軒佇んでいた。

「ここは…?」

豆子がたずねると、ナッツは、

「1人目の子供を選ぶ所です。人形の館です。」

えっ、人形…?どういうこと???

人形を人間の子供と見立てて育てるっていうの…???

私は疑問が沸いた。

そんな私の気持ちはお構い無しに、ナッツは、館の扉を開けて中へ入っていった。私も後を追った。

中に入るとそこには、老人が1人いて、こちらに気付くと近づいてきた。ナッツは無言でカードを見せると老人はだまって頷いた。

「こちらへどうぞ」

老人はそう言い、ナッツと私を二階のある部屋へ案内した。

そこには、数体の人間の五歳位の子供に近い形の大きさの人形達が椅子に座ったり、ソファーに座ったり、低めの棚の上に座っていたりしていた。

老人は私達を案内したら、部屋から出ていってしまった。

洋風の人形達だった。人間にそっくりで奇妙だった。

ナッツは少し考えて、これじゃないみたいな顔をした。

「ナッツさん、あの、ここは…?」

「私とあなたの子供として育てる人形を探しているんです。あなたは日本人だし、僕もどちらかというとアジア系の見た目だ。洋風の子供だと何かと親子だと周りに説明する時に面倒くさいので、違う種類の人形にしましょう。」

「人形を子供として育てるんですか?」

私がそうたずねると、ナッツがとんでもないことを言い出した。

「ここにある人形達は魂が入っています。」

「ええっ!?魂ですか???!!」

「そうです。最初は人形に見えていますが、育てているうちに人間と変わりない外見になっていきます。」

そう言いながら、更に奥の部屋まで進んだ。

「最終的に20年経ったら人形は、ここの館へ戻します。あ、ここ良いですね。」

ナッツにつられて奥の部屋に入った私は、日本人形の空間に目を奪われた。

あらゆる小さな市松人形達が様々な着物や髪型を各々にして部屋中あちこちに置いてあった。先ほどの原寸大の洋風人形ではなく、30cm位の身長の、よくある市松人形だった。

「魂が入ってると知るとちょっと怖いけど、1体1体が何かかわいいですね。」

そう私が言うと、ナッツさんは、フッと柔らかく笑い、こう言った。

「ここの人形達は豆子さんと相性が良さそうですね。」

そう話しながら人形をながめていると、男の子と女の子の人形が(つい)になっている市松人形がいくつかあった。立っている市松人形、おすわりをしている市松人形、どれも可愛らしかった。私は黄緑色の着物の座っている男の子の市松人形と橙色の着物の座っている市松人形の(つい)が気になり、かわいいなと思い、(つい)の二つの人形を両方を右手と左手に思わず手にとってしまったのだ。

それをみてナッツは、「気に入りましたか…?(つい)か…」そういい、直ぐ様部屋を出ていき、老人を呼んで連れてきた。

「育てるのは女の子の人形ですね」

老人が言うと、

「そうだ。男の子の方は女の子の(つい)のようだから、婚約者として保管しておいてくれ。」とナッツが答え、

「かしこまりました。」

そう言い、男の子人形をどこかへ持っていってしまった。

「1人目の娘はこの子にしよう。」橙色の着物を着ているお座りの女の子人形を手にしている私にナッツはそう言った。


館を出る時にナッツは紙に何か色々書いていた。

「この人形の名前どうします?」

ボールペンで書きながらナッツは私の方を見た。

「はるか…」

思わず口から出ていた。

「ハルカですね。漢字はどうします?」

「う~ん…」

私が悩むと、後で一緒に考えましょうか?とナッツは言ってくれた。


「あの…さっきの(つい)の人形って魂が入っているんですよね?20年間も保管されるんですか?」

私が館を出た所でナッツさんに後ろからそう、質問をした。

ナッツさんはこちらを振り向き、

(つい)になっている人形用の寄宿舎というか、学校があるんです。そこにこの人形には、幼稚舎から18歳になるまでエスカレーター式で入ってもらいます。他の育て主に預けると何かとトラブルがあったり、最後、(つい)の人形達が一緒になれなかったりすることもあるため、それをあらかじめ防ぐ為です。僕もこの仕事は長くて、何度も子供を育てるバイトをしています。僕はこうみえても長寿なんです。宇宙人ですから。」

「宇宙人…」

半信半疑の私をよそに、ナッツさんは話し続けた。

「ハルカ、この人形ですね?には、小さい頃から、昔から(おきて)で決められている婚約者がいると伝えます。恋愛は別に構いませんが、結婚は(つい)の人形とします。人形の(やかた)であらかじめ、(つい)になっているので、魂的にも、もともと1つだったのを二つに分けて人形に入れたんでしょう。結婚前までは人形、いえ…、子供に反発されるかもしれませんが、結婚後の人形達の生活は上手く行くでしょう。」

ナッツさんがくれる情報量が多いかな。

すぐには頭に入っていかないや。記憶して後からゆっくり納得していこう。


(やかた)を出てから、ナッツさんが空間に眉間に皺を寄せながら何かをぶつぶつ言って、手をかざした。

何やらさっきとは別の空間に移動した。


今度はすごく大きな研究室みたいな場所に移動した。研究室の周りには家や店や建物など何もなく森や農園は、かろうじてあるが、車で行かなければならないような交通が不便な場所にあった。

ナッツさんは、また謎のカードを出して、研究室の入り口のカード差し込み?のような所にカードを差し込むと、沢山あった入り口の錠は自動的にはずれて、入り口のドアも開き、中に入ることが出来た。私もナッツさんの後ろからついていった。


いくつかのドアをカードを照らして入っていき、途中で作業員みたいな人と何やら小声で話をし、その作業員が錠で開けてくれた部屋の中には、たくさんの五歳位の女の子がいた。


よくみると、皆同じ顔をしていて見分けがつかなかった。

「豆子さん1人、選べますか?」

ナッツさんは聞いてきた。

ん?…これ、もしかして…。

クローン!?

皆、目がうつろだった。


「これ、なぁに?」ふいに、ひとりのクローンらしき幼女が、豆子の持っている人形に反応してきた。

「あ、これは…」

人形は、置いてこないで、肌身離さず持ってきたのだった。スーパーとかで買い物後に入れてもらうビニール袋の様な白い小袋(赤字で【人形の館】とロゴのように書いてある袋だ)に、先ほどもらってきたハルカと名付けた魂入りのお座り市松人形を入れて、それを手に持って、豆子はこの研究室を歩き回っていたのだ。

「これは、ハルカっていうの。あなたの妹よ。」

思わず、豆子はそう答えてしまった。

「ハルカ?」

「あなたの名前は?」

豆子は、幼女にたずねてみた。

その様子をナッツは、だまって見ている。

「わたしは、26ばん。」

沢山いるクローンの中で番号をつけられているのだろう。

「今日から君はハルノだ。」

ナッツは、そう言って、26ばんと名乗っている幼女のクローンを連れていくことを作業員に言って部屋から出た。


素焼ナッツ

素焼豆子

素焼春花~もとやきはるか

素焼春乃~もとやきはるの


疑似ではあるが、一応四人家族となった。姓は私の素焼姓を使うことにした。ナッツさんは、外国人で、妻の姓を名乗るということになった。

私の両親は他界していた。

彼氏との結婚が破談になり、その後立て続けに2人とも病気で亡くなったのだった。

兄弟はいるが、遠くに住んでいて疎遠だ。父母が亡くなった時に葬儀場で話をしたくらいだ。春花と春乃は私とナッツさん夫婦の養子ということに戸籍ではなっている。

住む所はナッツさんがどこかの機関を通して紹介してくれた所に住むことになった。

ナッツさんは単身赴任でいつもいないという設定だ。私は今は無職だが、専業主婦という設定で、時々保健師さんだったり、お手伝いのばあやさんだったりが、派遣されてくる。

賃貸の一軒家の半分(テラスハウス)を借りている。

家具とか家電とかすべて揃っていて、(揃えてくれた?)少し古い所だった。

私の荷物は少ししかなく、(結婚がだめになり、やけになり荷物はほぼ捨てた。自殺する気はなかったが、ちょっとそれも、ちらつき始めていた。精神的にちょっとおかしくなりかけていた。)それも持ってきた。

ここの場所は、雪の降る地方都市のある街だった。

今は雪も溶けてきてふきのとうが出てきて春になってきている3月の終わり頃、だから子供達の名前も春の名前にした。この2人の誕生日は私がナッツさんと会い、人形とクローンをもらってきた3月27日になるだろう。

いつの間にか人形も、クローン幼女と同じくらいの大きさの幼女に姿が変わっていた。

小さくストーブもつけながら、家の居間で毛布をかけて眠る2人を見つめる私とナッツさん。ナッツさんは今日、生活費を持ってきてくれたようだった。何かあれば、スマホでナッツさんのスマホに電話をすることになっているが。

「春乃が誰のクローンかご存知ですか?」

そう言うナッツさんに私がわかるわけないでしょうと答えると、

「ある小国のお姫様のクローンです。影武者として作られました。将来は姫の影武者兼ボディーガードとして小国で就職することになっています。姫が亡くなればかわりに姫のかわりに表に出ていくこともあるかもしれません。」

将来は決められているのね…。人形にクローン…大丈夫かしら?私はそう思いつつも、春花と春乃の母親として生活していくことになった。

周りに、挨拶をして町内会行事も参加したり、毎日忙しくも楽しく生活していた。そんな中、スマホに元彼から連絡があった。

「もしもし…」

「豆子かい?元気にしてる?」

元彼、私に何の用だろう?

「前に住んでいる所に訪ねて行ったら退去されていたし、今どうしてるの?心配していたんだ。」

元彼…の名前…何だっけ?

恥ずかしいことに育児の忙しさからか、ナッツさんとの楽しい疑似結婚のせいか、(疑似結婚とはいえ、戸籍では一応結婚している)

スマホには、"手"と登録されていた。

手って何?手って!!適当過ぎる!今思えばふざけ過ぎてる。やはり元彼とは縁がなかったのかも。

手…手…え~と…

「あぁっ!!ハンド君!!」

思い出した。彼の名前は反戸葉輪(はんどようりん)。違う読み方をすると"ハンドパワー"みたいだから、ハンド君と呼んでいたっけ。

「久しぶりね、ハンド君!」

良かった~思い出せて。元彼の名前思い出せないなんて、何かすっきりしないもんね。

「元気そうで安心したよ。」

「ハンド君は結婚しているの?」

「君はどうしているんだい?」

「元気よ」

「…」

「…」

お互いに探り合いだ。

私は内密のバイトのこともあり、なるべく元彼には自分の情報を話したくはなかった。今後一切付き合いたくないので、何も言わなくて良いかな、と。

向こうも、私と別れる原因になった彼女の話もしてこないしね。

お互いに自分の情報を話したがらない関係を、何を勘違いしたのか、元彼は私と元彼がお互いに未練がある好きあっているロマンチックな悲恋な関係のカップルのような受け取りかたをして、変なムードを出して話だした。少々自己愛が強い人なのだ。

「声が聞きたくて…」

そんな元彼の言葉に私は何も言えない。

「…」

名前すら忘れていたのだ。

「ごめん。もう連絡してこないで。」

もうはっきり言うしかないか。

「豆子!」

電話の向こうで「ようり~ん~」と甘ったるい甘えるような女性の声が聞こえた。恋人?多分、奥さんなのだろう。

あぁ、そうだ、元彼の下の名前"ようりん"って名前だったな。一度も名前で呼んであげなかったな…ごめん、ハンド君。

多分、合わなかったんだろうな~そう思いつつ、豆子は電話を切った。


ナッツさんとのバイトの契約期間は20年で、0歳から20歳 までの養育をするという契約だったが、春花も春乃も引き取った時すでに5歳だったので、0歳から5歳までの5年間分をどうするかと聞かれて悩んでしまった。

ナッツさんが不思議な力が使える宇宙人?だからか、春花と春乃が人形とクローンだからかはわからないが、0歳の養育から巻き戻すことも出来ると。子供達2人を0歳児まで戻すことも出来るようだった。

または、2人が25歳まで親として見守る形にする、という方法とどちらが良いかを聞かれた。

「ええっ」

すごい問いかけだなと、すぐには答えることは出来なかった。

「0歳まで巻き戻すんであれば、外見も少し豆子さんや僕に似せるようにして、二卵性の双子を出産したということにするし、巻き戻さずにこのまま25歳までいくとするならば、僕の連れ子だったり、2人を養子にしたという設定で家族を続けていくことにします。」

そう言い出すナッツに、ずいぶん手慣れているな、そういや何度もこの仕事をしていたと言っていた。彼が何歳なのかは知らないが、今まで何人かと疑似夫婦をして子供を育ててきたのだろう。と、ほんの少し嫉妬をしつつ、

「せっかく大きくなったんだし、このままでいいですよ。今は20歳を過ぎても大学へ行ったり、悪い人に騙されたり、心配だったりもしますからね。」

と、もっともらしいことを言ったが、内心、ナッツさんの過去の疑似結婚相手が気になって仕方なかった。

「そうですか…。じゃあこのままで。」

そう言って、彼はどこかに帰っていってしまった。


そうこうしているうちに数ヶ月経ち、今は6月。

家では私と娘2人と暮らしている。

ナッツさんは単身赴任ということで別に暮らしている。私に気を使っているのだろう。

今、子供達は昼間は幼稚園に通っている。その間は、少し気持ちにゆとりが出来ている。2人とも私を「ママ」と呼び、ナッツさんを「パパ」と呼んでいる。ついこの間まで独身でいたのに、今はいきなり結婚?もし、5歳の2人の母親になってしまって、信じられない思いである。

近くの私立幼稚園に、ナッツさんのツテで入れることになったのだ。費用もすべて相手もち。わたしが50歳になった時の成果報酬みたいのも、あるそうなのだが、それはお金ではなくその後の仕事の紹介だったり生涯においての様々な支援だった。ナッツさんが色々やってくれるということだ。ナッツさんが好きでなるべく関わっていきたいので、私はお金よりもそっちの方が安心する…。

ん?

スマホが鳴る…。電話?


「はい」

「豆ちゃん!」

出ると、元彼よりも前の彼氏の八鉢新矢(やはちしんや)の声がした。

新矢とは18歳の時から10年間交際した。気の良い人間だったが、浮気性なのがたまに傷だった。28歳の時に別の女の子と結婚して私の前から去っていった。ちなみに、ハンド君を紹介してくれたのは新矢だった。

「豆ちゃんとハンドは無事に結婚すると思っていたのに。ハンドが別の女に浮気するなんてさ。俺が言えた立場ではないけど…。」

ハンド君のことは新矢がハンドと呼んでいたから私もそれに習って呼んでいたんだっけ…。

とすると、ハンド君から私への謎の電話も、新矢から電話すれとでも言われたのね。ハンド君が自らは電話しなさそうなのよね。

「もういいの、彼のことは忘れたから。今は新しい生活をしているから心配しないで。」

そろそろ子供達を迎えにいく時間だ。

「今はどこに住んでいるんだい?」

「ん~新しい彼氏の所。じゃ急ぐから切るね。」

スマホの通話を切り、子供の幼稚園のお迎えに行った。

新矢が今はどんな生活をしているのか、ハンド君が今はどんな生活をしているのか。もう知らなくても良いことだ。


と、思っていたら新矢とハンド君がある日突然家に来た。ある晴れた6月の日曜日だった。

すぐに、ナッツさんに元彼2人が家に来たとの文のメールをした。ナッツさんもすぐに家にきてくれた。


「2人とも何故ここに…」

「探偵に調べてもらったよ」


今日は幼稚園も休みだし、春花と春乃も家にいる。

「この人達だあれ?」

と子供達も興味津々だ。













































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