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君と見ていた流星  作者: 水無月
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興味

子作りについて知らない時って子供はキスしたら妊娠するんじゃね?って思う時あるよね。

「私たち人類は地球と言う星で生まれました。原始の人類は狩をし、子を育み、助け合って暮らしていました。けれど人類が文明を持つようになると各地でさまざまな戦争が始まりました。今から700年前、西暦2150年第4次世界大戦が勃発し世界は核の炎に包まれました。核汚染により地球に住めないと判断した人類は2200年に宇宙へと進出し、宇宙文明を築き上げました…」

一体歴史を学んで何になると言うのか?過去のことばかり見つめてもしょうがない。私たちは未来を見ないといけない。

「ねぇねぇ!ユリ!明日の宇宙演出何やるんだろうね!」

隣の席のレイが小さな声で尋ねてくる。

「先輩から最初の頃の演習は小型指揮船艇の操縦に慣れるところから始めるって聞いたわ」

「え〜なんか地味だね〜もっとなんて言うか、歩兵の指揮とかして戦闘の演習とかしたいよ〜」

「そこ!授業中にコソコソ話してんじゃない!」

話していたことがバレ歴史の先生に怒鳴られた。

授業が終わりいつも通り中庭に3人で行く。

「マキ、そっちのクラスはどう?」

私とレイは軍事科に進級し、政治科のマキとはクラスが離れていた。

マキはニコニコしながら答えた。

「新しい友達もできていい感じだよ!二人はどうなの?」

「毎日毎日愛国教育ばかりでうんざりだよ〜担任も元軍人でおっかないったらありゃしない」

レイは疲れた感じでそう言った。

「うひゃ〜そりゃあ災難だね〜。ユリはどんな感じ?」

「レイと同じでまず愛国教育ばかりでうんざりするわ…だけど先生は一応軍事科だしあれはアレで当たり前かなって思ってる」

「にしてもおっかないよあの教師…」

そんな他愛のない会話をしているといつのまにか昼休みは終わり私たちは5時間目の授業に出席した。

そして放課後、マキは補修があるらしく今日はレイと二人で帰った。

「ねぇねぇユリ!今日の歴史の授業に出てきた男ってやつどう思った?」

「へ?男って?」

唐突にレイが歴史の授業について聞いてくるものだから変な声が出た。

「ほら男だよ!昔人間には性別っていうのがあったらしくて女は昔男とくっつかないと子供を作ることができなかったって言ってたじゃん」

「それがどうしたのよ」

「くっつくって...なにを?」

確かに少し気になる。歴史の授業で昔嬰児生産所なんてものはなく人間には性別があり女と男がくっつくことによって子供を育んでいた聞いた…だがくっつくってどのようにするのかまでは聞いていない。

「ん〜確かにちょっと気になるけどどうでもいいんじゃない?もうこの世に男なんていないわけだし」

「でもなんかこう…心の中で何か欲してるというか…なんというか…すごく気になるんだよね…」

「そう…本能的な何かかもしれないわね。そういえば女と男の関係って雌蕊と雄蕊に似てるわね。二つともないと子孫を残せない…すごく非効率だけどロマンチックよね」

「確かにちょっとロマンチックかも」

途中でレイと別れ、家に帰った。

「ただいま」

「おかえりユリ。晩御飯できてるわよ?食べる?」

「ごめんちょっとシャワー浴びてくる」

そう言い私はシャワーを浴びた。シャワーを浴びてる時、自分の体を見ていると帰りにレイと話した女と男のくっつくと言う行為について話したことを思い出した。私の体には何かくっつけるようなものはない。くっつけるといえば口か?私も親友のマキやレイとはたまにキスするけど男とキスしたら妊娠するのかな?

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