表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君と見ていた流星  作者: 水無月
1/2

日常

宇宙で暮らす少女が地球の少年に恋する的なそう言うやつです。少女はとりあえずディストピア的なところに住んでいてひょんなことから地球に行ってしまいます。そしてそこで暮らしていた少年と恋に落ちる感じです。この小説は書き直すかもしれません。恋愛なんてしたことないので恋愛シーンが書けるかどうか不安です。とりあえずアニメ見てきます。

授業中、窓の外を見ているとコロニー外窓の向こうに白く輝く流星が線を描いて遠くへと飛んでいくのが見えた。

「ねぇ!ユリ!流れ星が飛んでるよ!」

後ろの席に座るマキが私の肩を叩きながら言った。

「キレイだね」

私は小さくそう答える。

休み時間になり教室を出て私とマキ、そしてレイは中庭で昼食をとった。

「ナガノのやつマジでウザイ〜!スカートの丈なんてどうだっていいじゃん!」

マキは中庭に向かってる途中ナガノ先生にスカートを短くしたことを注意されたことを愚痴っている。

レイがマキに続けて言う。

「なんか新しい校長が来てからちょっとだけ校則が厳しくなったよね〜」

確かに新しい校長が来てから少し校則は厳しくなった。校則だけじゃない、日常生活でも治安が悪化してきて憲兵隊の数も増えたような気がする。おまけに中央からの配給も少なくなってきた。だけど周りの大人たちもテレビも何も言わない。

「まぁ私たちの学校が今まで校則緩すぎたってのもあるけどね〜」

「にゃ!そうなの?」

「そうだよ〜ねー!ユリ!」

配給栄養補給剤を吸っていた私にいきなりレイは話を振ってきた。

「え?!…あ、うん。周りの学校だと私たちA級臣民は将来軍とか政治家になることが決まってるからそれなりに厳しいらしいよ」

「そうだったのか…ならこの学校に来てよかった〜命拾いした…」

「マキは厳しいのダメだからね〜」

レイは優しくマキを撫でながらそう言った。

5、6時間目の授業が終わり放課後、3人と帰っている時だった。マキが授業の時に見た流れ星のことについて聞いてきた。

「ねぇねぇ!ユリ!流れ星見た時なんか願い事した?」

「いや、何にも願っていないけど…」

「私ねいいお母さんになれますようにってお願いしたんだ!子供を産んで一緒に暮らすの!」

その言葉にレイは驚いた

「マキ子供作るの?!」

うん!とマキは元気よく答える。

「どうして?子供産むなんてリスクしかないじゃない。死んじゃうかもしれないのよ?卵子だけ嬰児生産所に渡して作って貰えばいいじゃない」

その言葉にマキは首を振った。

「いや!自分で産むの!自分で産むことに価値があるんだから!」

マキは得意げに言った。気になって私も「何故?」と聞いた。そしたらマキは

「私のお母さんは私のことを妊娠して産んでくれたんだ〜!それでね!私にはよくわからないけど特別な感情が湧き出てきたんだって!だから私もその感情に触れてみたいの!」

出産は死と隣り合わせの行為として近年では嬰児生産所で赤ちゃんを作ってもらうのが主流なのだがマキが妊娠で生まれたと知って驚いた。途中で私たちは別れ、コロニーの中が美しくオレンジ色に彩られていくのを見ながら家の扉に手をかけた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ