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雑誌に載るほど有名な廃病院  作者: きつねあるき
2/9

第2章~早起きして札幌を出発すると

 3日目の朝9時頃、美唄(びばい)駅に着くと、(すで)に兄貴が車で来ていました。


「とりあえず(りょう)に行こう」


「分かったよ」


「ところで今日はどこに行くの?」


「いやいや、昨日飲み過ぎたんで、少し休んでから出掛けるよ」


 と、言って、寮に向かいました。


「昨日、美唄駅に送ってもらってからどうしていたの?」


「あれから、帰りにセブンイレブンで酒を買い込んで、寮で何人かと飲んだんだよ」


「でも、そんなに飲んでないんでしょう?」


「いや、それがけっこう飲んじゃったんだよね…」


「じゃあ、今日は(きび)しい感じ?」


「それなんだけどさ、今かなり(ねむ)いから1時間だけ寝かしてくれよ」


「分かったよ、じゃあ1時間後に観光ね」


 寮に着くと、兄貴は10分もしないうちに爆睡(ばくすい)してしまいました。


 それから2時間位、僕と弟は(すご)(ひま)していました。


 テレビを見ましたが、面白(おもしろ)いのはありませんでした。


 でも、学生寮の中を、あんまりウロウロするのも何だし、結局はずっとテレビを見ていました。


 昼頃になったら、雅幸(まさゆき)君が兄貴の部屋に来ました。


 僕と弟に向かって、


「何してるの?」


 と、聞くので、


「観光に行く予定だったんだけど、兄貴が昨日飲み過ぎたとかで、寝ちゃったんで待ってるんです」


「じゃあ、起こしてあげるよ」


「ありがとうございます」


 その数分、兄貴はやっと起きてきました。


「今日は夕張(ゆうばり)に行こう!」


 と、言って部屋を出た時には、外はかなり暑くなっていました。


「夕張っていうと、メロンが有名だよね」


「でも、値段が高いよね」


「現地に行くとそうでもないんだよ」


「へ~、そうなんだ」


「まあ、着いてからのお楽しみだよ」


 なんて話をしながら、車で2時間弱走りました。


 夕張に着くと、メロンの直売所がけっこうありました。


 そこで売っているメロンの中で、今日か明日には食べないと(いた)んでしまう、オレンジ色になったメロンが激安で売っていました。


 それを見て兄貴が、


「寮の皆にお土産をあげよう」


 と、言って、それを5個買いました。


 観光と言っても、この日は夕張に行っただけでした。


 帰りも、2時間弱かけて寮に戻ると、兄貴は()れたメロンをたらいに入れ、水をかけて冷やし始めました。


 それから、30分位すると兄貴の仲間が全員帰って来たので、皆にメロンを振舞(ふるま)いました。


 寮の台所を借りて、手分けしてメロンを切り分けました。


 それを、兄貴の部屋で皆で頂きました。


 大して冷えてはいませんでしたが、甘くて好評でした。


「いや~今日はいい物食べたなぁ」


「お土産(みやげ)ありがとうね」


「じゃあ、片付けは任せてよ」


 と、皆さん上機嫌(じょうきげん)でした。


 この時点で、夕方の5時位でした。


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