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自由の国

日本国・魔法防衛特務長官に就任した斎藤 美羽は、現在、海ほたるに着岸されている戦艦の調査レポートを読んでいる。


===== ===== ===== ===== ===== 

・級名:超魔導級戦艦大和


・全長:330m ・幅:45m ・排水量71,000トン ・最大速力:55ノット


・主砲1:審判の炎 (燃の魔法書:長距離都市燼滅型)

・主砲2:審判の爆雷(爆の魔法書:中距離大規模殲滅型)

・主砲3:審判の創生(熔の魔法書:距離無制限地殻変動型)


・波動型3連砲塔2基 ・誘爆型3連砲塔2基 ・熱光線型2連塔6基

・25m熔解弾3連装8基 ・魔力誘導型魚雷発射管4門


・搭載機:ダークワイバーン6匹


・防御結界:多数(解析不明) ・レーダ性能:解析不明

===== ===== ===== ===== ===== 


「師そのものだ。金剛寺 忍が生きているようだ」とレポートを机の上に投げ出す。


「しかし…やつらは、何故出港しないのでしょうか?」


「恐らく、魔法書と繋がるために、寝ているのだろう。放おっておけ、我は帰還する」


***** ***** ***** ***** ***** 


海ほたるを出港した超魔導級戦艦大和は、ソロモン海を経由して南太平洋にいた。


「茜様、今後のご予定は?」


食堂で食事中の茜に、柴田夫妻が尋ねてきた。


「特に無いわ。それより、桜ちゃんのお腹もだいぶ大きくなってきたね」


「うん。お腹の中で暴れるの」


「そうか、無理はしないでね。この艦には、世界から疎まれている魔法使い・魔女が多数いるから。戦力だけなら世界TOPクラスよ」


「はい」と、素直に従う桜ちゃん。お母さんになるからか、大分性格が丸くなってきていた。


柴田夫妻がいなくなると、13歳の女の子アルベルタが向かいの席に座る。


「アカネ様、私にも、ダークワイバーンのパイロットしたい」


「駄目よ。まだ魔力の制御もできていないじゃない」


「ムー。アカネ様、ケチ、大分、ケチデス!!」


「こらこら、茜様に迷惑をかけるな」とアルベルタちゃんの師である藤本くんが注意する。


「いいのよ。でも、アルベルタちゃんの魔力の制御は、急ぎの課題にしておいてね」


藤本くんに連れ去られるアルベルタちゃんは、振り返ると、べーっとしてきた。


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