世界の敵に
魔力レーダーで古民家への帰るところを補足され、脳内通信がお姉さんから送られてきた。
”一応、基地に避難して”
叶ちゃんと藤本くんを紹介するのが早まっただけだ。
「ほう? お前らが新しい茜の奴隷だな。くくくっ…。面白そうだ」
お師匠様は抗議団体のストレスを二人で晴らそうとしています。止めてください。
「でも、あの人たち、どうするんですか?」私が質問する。だって帰れないし…。
「情報操作が上手く言ってないのよね。今は耐えどきなのよ。強制的に何かをすれば、情況はもっと悪くなるわ」お姉さんも困った顔で答える。
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その後も同様の事件が多発する。茜が下級国民の命と正義を天秤にかけるように巧みに仕組まれたテロばかりであり解決すればするほど、国内外から茜への圧力は強くなっていく。
国会では、テロ対策手段として魔法防衛特務省への要請を一時凍結することを議決する。
それを狙ったように、都内の施設ではテロ行為が頻発し、都内最大級のビルが破壊されるテロまで発生する。
すると今度は、なぜ魔法防衛特務省は、防げたテロをなぜ防がなかったと避難が集中する。
世界人権団体から下級国民に対する弾圧に対する抗議があり、国際連合安全保障機関からはSクラス魔道士の洗脳実施を、国際魔法連合からは魔法行使の適正の証明を求められた。
「どいつもこいつも…」金剛寺はテーブルを拳で破壊する。
「お師匠様…。お怒りを沈めてください。私…思うんですが、もし世界が、叶ちゃんや、七海ちゃんに手を出すのなら、世界を恐怖の支配下に置くことも辞さないと考えています」
きっぱりと世界を敵に回す覚悟をする。
流石のお師匠様も、お姉さんも、魔法防衛特務長官も、ぎょっとした顔になる。
「あれ? 何か変なこと、言いましたか?」
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「わっははっはっ!! 流石はディアボロス様だ。深淵の扉が半分開けられ、いよいよ、人の心を捨て去る時がきたようだな」
拷問王カラミティが、満足げに笑う。
「まだ、世界を壊すには、早いと思うよ」魔獣王アビスがうんざりした顔で言う。
「何を言う? 貴様…。ディアボロス様の望む世界を創造することこそ、我ら暗黒六芒星の存在意義ではないか?」魔獣王アビスを拷問王カラミティが睨む。
「お待ちください。全てはディアボロス様の心の征くまま」と爺が仲裁に入る。
「その通りだ。ディアボロス様の邪魔立てするならば、命はないと思え」
破壊の巨兵フォビドゥンが両者を見下ろした。