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契約魔法

数日後、校長室に呼び出された。きっとサポートメンバーの件だろう。


長岡 涼くんと、月下 七海ちゃんの三人で、校長室へ向かう。


「あの…。一条…様…。どうして俺にしたのですか?」


「七海ちゃんと真剣に考えたんだよ? いい加減じゃないからね。嫌だった?」


涼くんは、私の後ろのSPを怯えた目で見ながら、「いいえ。光栄です」と答えた。


校長室に入ると、驚くことにお師匠様がいた…。とても嫌な予感しかしない…。


「遅いぞ、茜。こっちは忙しいのだ。早く契約を済ますぞ」


校長先生、私、その他、全員を置き去りにして、話を強引に進める師匠…。


「まず、私が来た理由だが。茜。お前が我儘言うのがわかっているからだ。いいか? 口答えなど絶対許さんからな」


キタ…。コレ…。死刑宣告だよ…。


「はい…お師匠様のお手を煩わせるようなことは致しません」


「よしっ。その言葉、忘れるなよ…」


えっ!? 何が起こるの? 怖い…。七海ちゃん…やっぱり…止めたほうがよかったかも…。


「そこの二人が、長岡 涼と月下 七海だな。さっそく服を脱げ。下着もだ」


二人は…羞恥心よりもお師匠様の有無を言わせぬ圧倒的な恐怖心により、周囲の目を気にせず全裸になる…。


そ、それが正解だよ…。お師匠様に逆らったら、瞬殺だからね…。お姉さんもいないし…助からないよ?


「おい、飯島」


「はっ!! 一条さん、手をお出しください」


「飯島は契約魔法のスペシャリストだ。これから二人をお前の奴隷とする契約を結ぶ」


「えっ!?」私が何かを言う前にお師匠様の殺人的な視線で…体に刻まれた恐怖が蘇る…。


飯島さんの魔法により掌に小さな魔法陣が浮かび上がる…。そして人差し指のさきっぽを針で刺され小さな血だまりができた。


「よし、その血だまりを、長岡の性器に押し付けろ。おい、月下、長岡の性器の皮を剥け」


全員がお師匠様の言葉に硬直するが…一歩間違えば、命が消し飛ぶ異常な緊張感の中、生きるために…それぞれの指示に従うしか無かった…。


血だまりを押し付けると、長岡くんは、絶叫し…無意識に腰を引いて、手で私の指を弾こうとするが、全てお師匠様に読まれ…体と手を固定される…。


「よし、飯島、もう一度、契約魔法を」


「はっ!!」


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