表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/103

茜ちゃんの学校生活 その2

数日経っても、お師匠様は島に戻ってこなかった。


お師匠様が嫌っているSPのスマホ経由で、今回の修行の終わりを告げられた。


今回の修行で、魔力の大幅なUP、回復方法なども手に入れて、また学校へ戻れそう。


***** ***** ***** ***** ***** 


タワーマンションで、2,3日様子を見ながら、学校への復帰時期をお姉さんと調整しています。


でも、気になる点が…。


「私が戻っちゃうと…お姉さんと純くん…離れ離れになっちゃう…SPさんを交換する?」


「お馬鹿さんっ! 茜ちゃんが、気にしないでいいわよ」


「でも…気になっちゃうよ…」


「その件でしたら… 小野 大樹と森本 純を交換しましたので、ご安心ください」


相田さんが横から決定事項だと報告してくれた。


「えっ!? 良いの? そんなことして??」


お姉さんは驚きながらも、ちょっと嬉しそうだった。


***** ***** ***** ***** ***** 


学校へ戻ると、国からの指導で、新たなる取り組みが用意されていた。


「サポート制度です。下級国民から、男女一名ずつ…茜さんのクラスメイトから、指定して頂ければと思います」


校長から説明を受けるが、一体何をどのようにサポートするのかが、まったくわからない。


「具体的に、その…何をサポートするのでしょうか?」


「基本、身の回りの世話になります」


「あ、あの…サポートされる方が、余計、気を使ってしまい…疲れます…辞退できないのでしょうか?」


「はい。駄目です。茜さんは、大変言い難いのですが、超上級国民としての振る舞いや意識が足りていません。自分が特別な存在であると、わかって頂くためにも、今回採用される新たな取り組みは必須なのです」


「わかりました…。でも、一つだけ教えてください。サポートする側って、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?」


校長はため息混じりで答える。


「それですよ。茜さん。茜さんが下級国民のことなんて、これっぽっちも気にする必要なんて、無いのです。茜さんは、ご自身のことだけをお考えになれば良いのですよ」


「はい…」


「それでは、できるだけ早く、サポートメンバーをご指定ください」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ