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初めての修行

「えっ!? お姉さんも、修行するの?」


「うん…」


お姉さんの修行内容を見ると、”光の柱、空高く、10分”と書かれていたが、それが大変なのか、お姉さんの焦燥感に満ちた表情を見れば答えがわかるだろう。


私のメニューは…。”毒の靄、範囲前方に固定、10分”と書かれていた。そこで気が付く。魔法って一度発動すれば、毒の靄なんて、2,3分持つのだけれど…。


「これって…10分間、連続で発動しろってこと?」


お姉さんをみると、”残念ながら正解よ”という意味で、コクリと頷いてくれた…。


まず、誰もいないビーチに出て、毒の靄を発動させる…。でも、この魔法…自分中心だから…前方に固定なんて…どうやるのかわからない。


フィーーーン …… キィーーーーン


近くでお姉さんが”光の柱”の魔法を発動し始めた…。


「おい、茜。前方にと、書いてあるだろう?」


「はい。お師匠様…。でも、どうやって前方にするのか…わかりません…」


「靄の魔力を感じて、両手で余分な箇所を、前方に押し出す感じだ」


お師匠様は、両手を使ってジェスチャーで教えてくれる。


「はい。やってみます…」


靄のマナを感じて…。両手で、こう? 両側の靄が前方に押し出された…。


「お師匠様っ!! すごいです。前に行きました」


「ふむ。あとは、連続で魔法を使い続けろ」


私の”毒の靄”をお師匠様の”火の玉”が簡単に消し去っていく。確かに毒をばら撒くのは良くないけど、お師匠様…余裕すぎだろう?? 私のことは放っておいて、お姉さんの指導に入っている…。それも”火の玉”の魔法を維持しながら……。


あれ? 私の”毒の靄”って、お師匠様の”火の玉”レベルなのかな?


私は、約二分で魔力が枯渇してしまい。お姉さんも約7分で倒れた…。


「はぁ…。お前ら二人…全然、駄目」


このままだと、魔力欠乏症になる…。動けない…。頭が重い…。気持ち悪い…。


お師匠様は、魔女っ子装備だからか? 破かずに…そっと胸ダイレクトで、私のおっぱいを2,3回揉むと、魔力を分けてくれた…。気持ち良い…。またあのときみたいに…。


でも残念ながら、途中で止めてしまい、お姉さんに胸ダイレクトを始める…。


ちょっと、残念…。


その後、BBQは、平和に美味しく頂くことができました…。

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