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脳内通信 その1

就寝前は、お姉さんと脳内通信で、一日の出来事を報告しています。


茜)聞いてくださいよ、体操着、駄目だって言うんですよ?


美羽)えーっ!? 私のときは何も言われなかったよ。


茜)ずるいですよ…。見学にしましたよ、しかも教室に一人です。


美羽)ははっ。


茜)笑い事じゃないですよ…。魔女って、何のためにいるんですかね?


美羽)あーっ。そのうち、依頼来るかもよ?


茜)ああ…自爆です。嫌なこと思い出しちゃいましたね…。


美羽)私、今週忙しいんだよね。明日とか、病院、何件…行くんだろう?


茜)えっ!? お姉さん、病気なの?


美羽)ふふっ、私じゃないわ。治療よ。最上級国民の治療…。


茜)出たな、最上級国民…。


美羽)まぁ、お年寄りばかりだし、治療より、話が大変なのよね。


茜)話変わりますけど、魔女の衣装って、一着だけなんですか?


美羽)そうね…。新しいの服は4年後かしら、新しい本と一緒にもらえるわ。


茜)えーっ。汚れたらどうするの? 洗えないし…。


美羽)私の魔法で綺麗にしてあげるわよ?


茜)お姉さん、そんな魔法もあるの?


美羽)うん。神聖魔法だからね。


茜)あう…。次、私も神聖魔法がいいな。


美羽)何が当たるかわからないからね。あっ、でも…同じような系統の魔法って言ってたかも。


茜)えっ…。また私の恐ろし系ですか?


美羽)私の師匠が、燃・爆・熔なの。世界で唯一、人間で、核ミサイルと同等の扱いなの。


茜)はぁ…。すごい師匠だね。絶対に会いたくないな。


美羽)え…。今度…一緒に修行するわよ?


茜)ひっ!! 嫌です、怖いです…。


美羽)ふふっ。大丈夫…………………………かな?


茜)余計に不安になりました…。怖いからもう寝ます…。おやすみです。


美羽)おやすみなさい。

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