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茜ちゃんの学校生活 その1

体育の時間、やはりお着替えですよね。体操着に…。


SPさんたちが…なにやら協議をしています…。おや? エレンさんが、こちらに向かってきますね…。


「体操着、NGで…」


「はい? 何で? どうして?」


「えっと…、ぱっと見、わかりづらいから…。それと…魔女っ子の衣装の盗難防止のためです。脱いでしまったら、誰かが管理しなければなりません…。杖ぐらいならなんとかなりますが…」


「ま、待ってっ! それこそ……あ、汗臭くなりますよ…臭い言われるの嫌です…」


エレンさんは、にっこりと笑い「見学で」と言った。


ぐっすん、酷い…。


さらに、クラスメイトが校庭にいるのに…私一人、教室とか…。


「け、見学すらできないの?」


「太陽の下だと、汗かきますし、臭くなりますよ?」


「はい…、教室でいいです…」


***** ***** ***** ***** ***** 


やっと給食だ…。お腹減ったよ…。あっ! あれか…。


パンに牛乳、ハンバーグに、野菜サラダ。今日は当たりメニューだねっ!


「「「「いただきますっ!!」」」」


「一条さん、毒のチェックをっ!」


科学の力を結集して作られた毒判別機。棒状のチェッカーを、次々に挿していきます。


うぅ…わかりますか? 棒が太いんですよ、親指ぐらいに…食べ物が次々と破壊されていきます…。


食べ物って、見た目…超重要ですよね? ボロボロにされた給食…食欲、すっごくダウンです。


「昔は、実食していたんですから、それに比べれば…」


とエレンさんは言うけど、まー確かに…それよりはマシですか?


しかもですよ、ただでさえ、科学の力が加わっている食材&調理に…科学の棒を指すなんて…。


魔力減少しちゃいますよ…。


ていうか、それ…毎日消毒してますか? って言いたくなるし、どこから出してくるんだろう?


「毒なんて入ってないのにね…」


クラスメイトの何気ない一言が痛い…。本当に痛い…。


はぁ…、魔女、辛い…。


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