000●お知らせ、イメージイラスト、関連写真
【お知らせ】
2024年2月、さらに修正加筆させていただきます。【2月中に作業予定】
宜しくお願い申し上げます…作者
【『魔法自衛隊1964…雲の桂冠…』イメージイラスト……画:あびゅうきょ】
※このイラストのサイズ拡大版が、あびゅうきょ先生のご厚意により、PIXIVに公開されています。
https://www.pixiv.net/artworks/74402815
※イラストの著作権は漫画家の“あびゅうきょ”先生にあります。
著作権者の許可なくイラストを複製すること、その他の利用は禁じられています。
以下は作品の関連写真です。
●タイガーシャーマン特車:TS特車
米国製М4シャーマン・イージーエイトの車体に、大戦中のティーガーⅠ型戦車の円筒形の砲塔を無理載せした魔動戦車。
“特車”とは、“特撮戦車”の略である。
全部で八輌あり、作中のドイツ魔女、ヒル先生の指揮のもと、八八ミリ砲に魔弾を装填して対魔打撃戦に活躍(?)する。
表向きには、映像制作会社“四谷プロダクション”の自家用特殊車輌であり、特撮映画で怪獣にやられる役を演じている。品川ナンバーを交付され、公道を自走できる。
なお、ヒル先生と配下の“特車隊”メンバーは全員熱烈なトラファンであり、走行時にはしばしば『六甲おろし』の歌詞を『パンツァーリート』の曲で愛唱し、都民の顰蹙を買っている。
●後日、久が記憶をもとに描いた、魔法自衛隊四谷本部の概略図
【上半分】
【下半分】
公式図面は存在せず、あくまで個人の記憶に基づく概略図である。
したがって、細部は正確でない。
緑の線は、国鉄と地下鉄の路線。点線部分は地中になる。
青の線は、地下鉄の、三角ベースへの引込線。地中になる。
橙色の線は、国鉄の、三角ベースへの引込線。地中になる。
赤の実線は、魔法自衛隊の基地施設。“三角ベース”と“とらのあな”は地下になる。
赤の点線は、地下の連絡通路。記憶が頼りなので、正確ではない。
図の上端の、赤い★印は、この地に特有の霊的特異点“四谷ラビリンス”である。
地上施設の四矢女学園と四谷プロダクションは、建物と塀の間に樹木の植栽を設けて、道路から建物の一階部分の詳細が暴露しないように配慮している。
●“三角ベース”の想像所在地(21世紀初頭の状況)
地下鉄四ツ谷駅の地上ホームから南方向を望む風景。この鉄道トンネルの上で、外堀通りと都道414号が南方向へ分岐しており、分岐した道路の間が、三角形の公園になっている。写真の左手枠外は、埋め立てられて水のない空堀で、奥に大学のグラウンドがある。
“三角ベース”は、久の記憶によれば、この鉄道トンネルのすぐ下の地中にあると想像される。
●“四谷ラビリンス”の想像所在地(21世紀初頭の状況)
いわゆる“あの世”すなわち超霊界から、この世へ霊界物質を滲出させる、エネルギーの蛇口ともいえる“霊的特異点”。その一種である“四谷ラビリンス”は、久の記憶によると、この三角形の窪地の何処かに浮遊すると想像される。普通人には、かすかな空間のゆらぎとしか見えない。
写真は、地下鉄四ツ谷駅の駅前陸橋より、北東方向を望む。遠方に街灯が並んでいるのは新宿通り。
●“七輪紋”…ヘブンズセブン…および“ダミームスタング”
同直径の六個の円環を、下から三個、二個、一個と、円周を接して三角形状の俵積みに並べ、その外周に一つの大きな円環を、六個の円で作った三角形状の頂点に外接するように描く。
これが“七輪紋”…ヘブンズ・セブン…である。
シンプルなエンブレムであるが、歴史上、人類が神々との通信に用いる特殊なサインとして、密かに伝えられてきた。
写真は、一九六四年九月(推定)に、セイレム魔女団が運用する空母シャングリラからロケットブースターを併用のうえ発艦した“ダミームスタング”八機によって、太平洋上の成層圏に描かれた“七輪紋”…ヘブンズ・セブン…である。
“ダミームスタング”とは、米空軍の戦闘機F-51Dムスタング(陸軍のP-51Dに相当)をベースに、完全魔動化を試みた実験機である。
プロペラを四枚短ブレードの二重反転式とし、プロペラ翅内にステラコイルを内蔵、ロールスロイス・マーリンエンジンに涙滴大の人工オリハルコンを特装して、発動機をほぼ全面的に魔動化している。
ステラコイルにより“あの世”(超霊界:スーパー・スピリチュアル・スペース)から霊界物質の形で得られるフリーエネルギーを動力に加えるので、驚異的な高高度性能と機動力を発揮する。
ダミームスタングに、人は乗らない。キャノピーを全廃して、機体上部を滑らかに成型し、コクピットの位置には、小型人工悪魔“ダミーデモン”を封入した魔法瓶型の専用キャニスターを上面より挿入し、操縦コントロールまで魔動化による完全自動制御を実現している。人間技を超えた、まさに悪魔的なまでにアクロバティックな飛行能力が期待できる。
機関砲は取り外し、武装は一切搭載しない。パイロットが人工悪魔であり、限定的ながら自律性を有するため、言うまでもなく武装は禁忌とされる。
八機製造され、空母シャングリラにて艦載試験が行われていたが、魔法自衛隊の漆田が近々東亰に訪れる災厄への対抗策として起案した“冠作戦”を支援するため、“霊界物質による空中七輪紋の形成実験”に供された。
写真は実験により成層圏に霊界物質で描かれた七輪紋を、洋上の空母シャングリラから米国製の特殊な霊視フィルターを装着した超望遠カメラで撮影したものと思われる。
なお、ダミームスタング八機の機体には、1948年1月7日(現地時間)、米国ケンタッキー州の某所を襲った未確認空中魔に対する追跡飛行を行い、そのまま撃墜されて殉職したマンテル大尉の乗機であるP-51Dの機体部品が配合されている。八機の機体開発には米国のUFО調査機関“プロジェクト・ブルーバック”が関係したとされる。
第二次大戦中に魔動戦闘機の実用化をめざして、当初より魔法に適合すべく設計された英国製のレシプロ発動機ロールスロイス・(ウィザード)・マーリンは、人工悪魔の操縦に極めて良好に反応し、人智を超えた性能を発揮したと伝えられる。
付言すれば、一方でジェットエンジンの魔動化も研究されており、戦中から戦後にかけて、英国デ・ハビランド社のゴブリン発動機およびゴースト発動機の系列が開発されている。
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