表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バケモノの正義  作者: Rio
第1章―【日常】―
9/10

美味な匂い

あれから2週間程たった。


比奈(ひな)がこの世を断ち、

母は亡くなり、


俺は独り身となった。


日が経つにつれて俺は自分が分からなくなっていた。



何が悪かったのだろうか


何がそうさせたのか……


何が間違えだったのだろうかと……


そんな思いでいっぱいで立ち直れないでいた。



奏汰(かなた)『俺が悪かったのか…………。俺が、、比奈(ひな)の運命そのものを狂わせてしまったのか……、、俺が……』



その時だった。


それは余りにも綺麗な声で、聴いたものを魅了する。


そう言っても他言ではない程に綺麗な声だった。



『そうた、全て……オマエがが悪い……。オマエが能力を持って生まれてしまったから。』


声がする方へ俺は耳を向けた。

俯きながら俺は誰なのかを聞いた。


すると、彼からは意味のわからない返答がきたのだ。


ルシファー『我、名はルシファー。お前のご主人様だ。』


不思議に思い俺は、彼を見た。

すると、


羽、長い爪、妖艶な笑み。


全てが魔王そのものな姿をしていた。



奏汰(かなた)『オマエ……何をしにここに来た…………帰れ』



ルシファー『俺は匂いに誘われて此処に来た。それだけだよ。この闇に染まり絶望と変化したsweetな匂いに誘われてね。』


奏汰(かなた)『何なんだお前は……。』



ルシファーと名乗る奴はそれに続けて、言った。


『我にお前を捧げろ』と。


勿論、俺の答えは……


Yes(いえす)』だった。


もう、どうでも良くなっていた。

この世界に俺の希望はない。そう思ってた。

だから、俺はその言葉に誘われて乗ってしまった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ