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バケモノの正義  作者: Rio
第1章―【日常】―
8/10

壊された日常

奏汰『比奈(ひな)、、何で……もっと早く……俺に……』


比奈(ひな)『それ……は、、…………えっと、、ごめんなさい……』


奏汰『…………俺も守ってやれなくて……ごめん、、』


比奈(ひな)『お兄…………何で謝るの、、?』


奏汰(かなた)『奴が言ってる事は間違っては居ない。俺が生まれたから、比奈(ひな)がこんな目に……俺が比奈(ひな)の運命を変えたも同然なんだよ。』


比奈(ひな)『…………お兄、、、』



奏汰は憂いていた。自分の能力を。自分の存在意義を。

能力こそが全てと掲げているこの世が嫌いだった。


そして、その思いは妹:比奈(ひな)も同じだった。


今も十分に幸せ……なのに、、

自分だけ何で……こんなにも卑屈な思いをしなければならないの?

そう思っていた。


そんな時、悲劇が起きた。


それは、あの騒ぎの事件から1週間程経った頃。

やっと、落ち着いたと思われた…

そんな時だった。


比奈(ひな)への苛めは無くなったかと思われた。


しかし、、、


まだ、終わって無かった。


言葉による暴言・及び、イジメ。


『ブス』『無能』『キモい』やら


比奈(ひな)へのイジメは絶えることは無かった。



そして、【比奈(ひな)】は……



比奈『お兄…………バイバイ。』



自殺行為により死んだ。



日常は崩れた………


比奈(ひな)の死によって……。



奏汰(かなた)『何で……何でだよ。比奈(ひな)。お前は悪くないのに。お前が居ないと俺は…………何で、、俺を置いていくなよ。比奈……』



不幸は、速度を増す。

続いて、母が戦死。


俺の日常は砕けた。


奏汰(かなた)『全て……俺が悪いのカ……?俺がこんな能力を持ってしまったから。だから……か?』



そして、全てを失った俺は生きる気力を失い、

俺からは感情、そのものが消えていった。

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